2009年WBC(ワールドベースボールクラシック)韓国代表の最終エントリー28名が22日発表された。以前から右肩痛に悩まされていたが、代表のハワイキャンプに参加していたショートの名手パク・チンマン(サムソン)は、最近通常の練習メニューをこなしていたが、完全に回復したとは言えない不確実な部分があり、最終的に外れることとなった。韓国代表の最大の課題となっていた内野守備だが、要のショートにはパク・キヒョク(ロッテ)が主として起用されることが予想されるが、代表合流前に所属チームのロッテのサイパンキャンプでわき腹をいためているため状態は万全ではない。海外組はイム・チャンヨン(日本・東京ヤクルト)、チュ・シンス(米国・クリーブランドインディアンス)の2名だけとなった。北京五輪、2006年WBCなど過去の国際大会で活躍し、キム・インシク代表監督(ハンファ)から出場を熱望されていたイ・スンヨプ(読売)は、本人が出場を固辞し続けハワイキャンプに参加せず、最終エントリーには残らなかった。
また、WBC1次ラウンド開幕(3月5日)の前日まで最終エントリーメンバーは、負傷などの理由があれば予備エントリーメンバーの中から交代させることができる。また、大会開幕後に負傷者が出た場合も、1次ラウンドから2次ラウンドに進出が決まった場合メンバーの交代は可能である。そのため、パク・チンマンのWBC出場の可能性がなくなったわけではない。
【2009年WBC 韓国代表 最終エントリーメンバー 一覧】
投手(13名)…キム・グァンヒョン、チョン・デヒョン、イ・スンホ(以上ＳＫ)、イ・ジェウ(トゥサン)、ソン・ミンハン(ロッテ)、オ・スンファン、チョン・ヒョヌク（以上サムソン)、リュ・ヒョンジン(ハンファ)、ユン・ソンミン(キア)、チャン・ウォンサム、ファン・ドゥソン(以上ヒーローズ)、ポン・ジュングン(ＬＧ)、イム・チャンヨン(東京ヤクルト)
捕手(2名)…パク・キョンワン(ＳＫ)、カン・ミンホ(ロッテ)
内野手(7名)…チョン・グヌ、チェ・ジョン(以上ＳＫ)、コ・ヨンミン(トゥサン)、イ・デホ、パク・キヒョク(以上ロッテ)、キム・テギュン、イ・ボムホ(以上ハンファ)
外野手(6名)…イ・ジョンウク、キム・ヒョンス(以上トゥサン)、イ・ヨンギュ(キア)、イ・テックン(ヒーローズ)、イ・ジニョン(ＬＧ)、チュ・シンス(クリーブランドインディアンス)
（注 ： キム・ビョンヒョンは2月16日、個人的事情でハワイキャンプ参加を断念し、2次エントリーのみならず予備エントリーからも除外。）
