DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  2009年WBC、2次エントリー32名発表  イ・スンヨプ、パク・チャンホは残り、ペク・チャスンは除外

 KBO(韓国野球委員会)は26日、キム・インシク韓国代表監督(ハンファ)やコーチ、技術委員会による会議で選ばれた、2009年第2回WBC(ワールドベースボールクラシック)の2次エントリー32名を発表した。本来は26日最終エントリーメンバーを発表する計画だったが、イ・スンヨプパク・チャンホなど海外組の大物選手の出場が不透明なため、最終エントリーの前段階の2次エントリーメンバー発表にとどまった。


【2009年WBC 韓国代表 2次エントリーメンバー 一覧】

投手(15名)…キム・グァンヒョン、チョン・デヒョン、イ・スンホ(以上SK)、イ・ジェウ(トゥサン)、ソン・ミンハン(ロッテ)、オ・スンファン、チョン・ヒョヌク(以上サムソン)、リュ・ヒョンジン(ハンファ)、ユン・ソンミン(キア)、チャン・ウォンサム、ファン・ドゥソン(以上ヒーローズ)、ポン・ジュングン(LG)、パク・チャンホ(フィラデルフィアフィリーズ)、キム・ビョンヒョン(前ピッツバーグパイレーツ)、イム・チャンヨン(東京ヤクルト)

捕手(2名)…パク・キョンワン(SK)、カン・ミンホ(ロッテ)

内野手(9名)…チョン・グヌ、チェ・ジョン(以上SK)、コ・ヨンミン、キム・ドンジュ(以上トゥサン)、イ・デホ、パク・キヒョク(以上ロッテ)、パク・チンマン(サムソン)、キム・テギュン(ハンファ)、イ・スンヨプ(読売)

外野手(6名)…イ・ジョンウク、キム・ヒョンス(以上トゥサン)、イ・ヨンギュ(キア)、イ・テックン(ヒーローズ)、イ・ジニョン(LG)、チュ・シンス(クリーブランドインディアンス)

 1次エントリーメンバーと比較すると、海外組ではイ・ビョンギュ(中日)、イ・ヘェチョン(東京ヤクルト)などが外れただけでなく、兵役を終えずに米国籍を取ったため韓国に入国拒否されているメジャーリーガーのペク・チャスン(サンディエゴパドレス)は、本人が遠まわしに代表入りを辞退するコメントを残したため除外された。逆に全大会に活躍し、今回も投打の精神的支柱として期待されているが、所属チーム読売での成績不振から代表入りを固辞しているイ・スンヨプ、先日ドジャースからフィリーズに移籍したばかりでメディカルチェックを終えていないパク・チャンホの2名は、2次エントリーに残された。また1次エントリーから漏れたが、ファン・ドゥソン(ヒーローズ)が2次エントリーに名を連ねた。また今季は無所属だった元メジャーリーガーで前大会の経験者キム・ビョンヒョンも、2次エントリーに残った。

 今後の代表チームの予定であるが、2009年の年明け1月8日にユニフォーム発表会と結団式を行い、2月15日からハワイキャンプに出発する。WBC事務局には1月16日に予備エントリー名簿45名、2月28日に最終エントリー名簿28名を提出しなくてはならない。3月1日1次リーグ会場となる日本に到着し、東京ドームで2試合練習試合を行い、3月6日に緒戦の台湾戦から本大会が開始される。
 
 キム・インシク代表監督は発表後の記者会見で、2008年は13年ぶりに観客動員数500万人を突破し、北京五輪金メダルにより「野球ブーム」を生み出した現在のプロ野球を、WBCで勝ち続けることによりさらに盛り上げ、また最近サムソンの選手を中心に世間を騒がせた賭博問題によるイメージダウンも拭い去りたいと、強い抱負を述べた。