SKは15日、2009年の新外国人選手としてマイク・ジョンソン(33、元大阪近鉄)と契約金8万ドル(約710万円)、年俸22万ドル(約1960万円)の総額30万ドル(約2670万円)で契約したことを発表した。
カナダ出身のジョンソンは、高校卒業後1993年メジャーリーグ・ブルージェイズと契約し、1997年オリオールズで初めてメジャーリーグへ昇格した。その年の途中でエクスポズに移籍し、メジャーとマイナーリーグを行き来していた。2002年シーズン途中に日本プロ野球・大阪近鉄に入団したが、1勝しかあげられずその年限りで退団した。03年シーズン途中にキアと契約し、この年8勝をあげチームの公式戦2位浮上に大きく貢献したが、年俸交渉がこじれオフに退団した。2004年エクスポズ傘下のAAA級マイナーリーグでプレーし、この年アテネ五輪にカナダ代表として出場したが、自身が先発した日本との3位決定戦に敗れ4位に終わった。たあと、2005年キアへ復帰したが、故障のためシーズン途中で退団した。
2006年、07年は米国・独立リーグでプレーし、2008年は台湾プロ野球・La Newに入団すると20勝をあげ、最多勝投手、シーズンMVPなどを受賞した。また同年北京五輪にカナダ代表として出場し、予選リーグの韓国戦で先発し惜しくも敗れたが6回1失点と好投した。SKは2007年から08年まで在籍し、韓国シリーズ2連覇に貢献したケニー・レイボーン(元広島)も2006年台湾プロ野球・La Newで16勝をあげチームの台湾シリーズ優勝に貢献し、翌年SKに移籍した。ジョンソンにはレイボーンと同様の活躍が期待され、SKの韓国シリーズ3連覇の鍵を握る存在となりそうだ。ジョンソンのメジャーリーグでの通算成績は5年間で81試合に登板、7勝14敗2S、防御率6.85。マイナーリーグと独立リーグでの通算成績は13年間で297試合に登板、56勝65敗20S、防御率4.58。韓国(キア)での2年間の通算成績は、9勝2敗3S、防御率3.80。