DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  2008年台湾プロ野球MVPマイク・ジョンソン(元大阪近鉄)と契約

 SKは15日、2009年の新外国人選手としてマイク・ジョンソン(33、元大阪近鉄)と契約金8万ドル(約710万円)、年俸22万ドル(約1960万円)の総額30万ドル(約2670万円)で契約したことを発表した。
 カナダ出身のジョンソンは、高校卒業後1993年メジャーリーグブルージェイズと契約し、1997年オリオールズで初めてメジャーリーグへ昇格した。その年の途中でエクスポズに移籍し、メジャーとマイナーリーグを行き来していた。2002年シーズン途中に日本プロ野球大阪近鉄に入団したが、1勝しかあげられずその年限りで退団した。03年シーズン途中にキアと契約し、この年8勝をあげチームの公式戦2位浮上に大きく貢献したが、年俸交渉がこじれオフに退団した。2004年エクスポズ傘下のAAA級マイナーリーグでプレーし、この年アテネ五輪にカナダ代表として出場したが、自身が先発した日本との3位決定戦に敗れ4位に終わった。たあと、2005年キアへ復帰したが、故障のためシーズン途中で退団した。
 2006年、07年は米国・独立リーグでプレーし、2008年は台湾プロ野球・La Newに入団すると20勝をあげ、最多勝投手、シーズンMVPなどを受賞した。また同年北京五輪にカナダ代表として出場し、予選リーグの韓国戦で先発し惜しくも敗れたが6回1失点と好投した。SKは2007年から08年まで在籍し、韓国シリーズ2連覇に貢献したケニー・レイボーン(元広島)も2006年台湾プロ野球・La Newで16勝をあげチームの台湾シリーズ優勝に貢献し、翌年SKに移籍した。ジョンソンにはレイボーンと同様の活躍が期待され、SKの韓国シリーズ3連覇の鍵を握る存在となりそうだ。ジョンソンのメジャーリーグでの通算成績は5年間で81試合に登板、7勝14敗2S、防御率6.85。マイナーリーグ独立リーグでの通算成績は13年間で297試合に登板、56勝65敗20S、防御率4.58。韓国(キア)での2年間の通算成績は、9勝2敗3S、防御率3.80。