ハンファ １−２ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）チョン・ウラム ８勝２敗４Ｓ （敗）チェ・ヨンピル ７勝８敗
（本塁打） ＳＫ ： パク・チェホン １８号
ハンファは3回表、ＳＫの先発キム・グァンヒョンから1番ソン・グァンミンのタイムリーで1点を先制し、ＳＫは4回裏ハンファの先発キム・ヒョンミンから4番パク・チェホンの本塁打で同点とする。ハンファは6回から2番手ユ・ウォンサンを登板させ、早めの継投でＳＫ打線に得点を許さない。現在最多勝(14勝)のキム・グァンヒョンは8回途中まで1失点に抑え、11奪三振を記録したが打線の援護がなく、15勝目はならなかった。その後ＳＫのイ・スンホ、ジャン(元阪神)、ハンファのマ・ジョンギルなどリリーフ陣の好投により、試合は1−1のまま延長に突入した。
ＳＫは12回裏ハンファの4番手チェ・ヨンピルから1死満塁のチャンスを作ると、ここで2番チョ・ドンファがタイムリーを打ち、サヨナラ勝ちで延長戦を制し2年連続の公式戦優勝、韓国シリーズ出場へのマジックナンバーを8に減らした。11回から登板した5番手チョン・ウラムが2回を無失点に抑え8勝目。5位ハンファは1日で勝率5割に逆戻りした。打線では9番イ・ヨサンが3安打と活躍。
キア ２−１２ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）チョン・ジェフン ３勝３敗１７Ｓ （敗）イ・ボムソク ７勝１０敗
（本塁打） キア ： ナ・ジワン ５号 トゥサン ： キム・ヒョンス ６号
トゥサンは1回裏キアの先発イ・ボムソクから2番オ・ジェウォンのタイムリー、4番キム・ドンジュの犠牲フライや相手のエラーで3点を先制し、2回裏相手のエラーなどで2点、3回裏6番ユ・ジェウン、8番キム・ジェホのタイムリーなどで3点を追加し、8−0とリードし一方的展開にした。さらに4回裏キアの2番手オ・ジュンヒョンから4番キム・ドンジュのタイムリーで1点、5回裏代打チェ・ジュファンの内野ゴロの間に1点を追加した。キアは6回表トゥサンの先発チョン・ジェフンから4番の大卒新人ナ・ジワンの2ランでようやっと反撃した。
トゥサンは7回裏キアの3番手コ・ウソクから3番キム・ヒョンスの2ランでさらにリードを広げると、7回以降はコ・チャンソン、パク・ミンソク、チン・ヤゴプと新人3人の継投で相手に反撃を許さず、17安打12得点と打線の爆発で大勝し、3連勝で絶好調ロッテから2位の座を死守した。6回を2失点と好投したチョン・ジェフンは、北京五輪中断期間からの再開後、2005年以来つとめてきた抑えから先発に転向し、2004年8月以来約4年ぶりに先発勝利を記録した。打線ではオ・ジェウォン、キム・ヒョンスが3安打2打点と活躍。6位キアは今季大きく成長した先発イ・ボムソクが3回8失点と大誤算で4連敗となり、最近4番を任されるようになった期待の若手ナ・ジワンの活躍だけが唯一の明るい材料となった。
(4年ぶりの先発勝利をあげたチョン・ジェフン。)
ロッテ ９−１ サムソン （大邱）
（勝）ソン・スンジュン １１勝６敗 （敗）エニス １勝２敗
（本塁打） ロッテ ： イ・デホ １７号、ガルシア ２９号 サムソン ： パク・ソンミン １３号
ロッテは3回表サムソンの新外国人エニスから4番イ・デホの犠牲フライで1点を先制し、先発ソン・スンジュンも好投を続けた。ロッテは6回表イ・デホの本塁打でエニスをノックアウトすると、代わったサムソンの2番手チョ・ヒョングンから5番ガルシア(元オリックス)も2者連続本塁打を叩き込み、さらに代わった3番手イ・サンモク、4番手キム・サンスから8番パク・キヒョク、9番イ・スンファ、2番イ・イングのタイムリーで6−0とリードを広げた。サムソンは7回裏4番パク・ソンミンの本塁打でやっと1点を返した。
ロッテは8回表キム・サンス、代わったサムソンの5番手チャ・ウチャンから1番キム・ジュチャン、イ・イングのタイムリーで3点を追加し、8回以降はイム・ギョンワン、キム・イスル、キム・サユルの継投で相手の反撃を断ち、15安打9得点と打線の爆発で大勝し、依然3位だがキアに勝った2位トゥサンとゲーム差なしにぴたりと食いついている。7回を1失点と好投したソン・スンジュンが11勝目。打線ではキム・ジュチャン、パク・キヒョクが3安打1打点と活躍。4位サムソンはわずか3安打に抑えられ大敗したが、5位ハンファもＳＫに敗れたためゲーム差1.5に変化はなかった。
(今季11勝目をあげたソン・スンジュン。)
ＬＧ ９−０ ヒーローズ （ソウル・木洞）
（勝）チェ・ウォンホ １勝５敗 （敗）イ・ヒョンスン ５勝７敗
ＬＧは1回表ヒーローズの先発イ・ヒョンスンから3番アン・チヨンの犠牲フライで1点を先制し、その後なかなか追加点が奪えなかったが、先発チェ・ウォンホが好投を続け同点打を許さない。ＬＧは7回表9番クォン・ヨングァンのタイムリーでイ・ヒョンスンをノックアウトすると、代わったヒーローズの2番手ソン・シニョンからアン・チヨン、4番チェ・ドンスのタイムリーで4−0とリードを広げた。さらに8回表ヒーローズの4番手イ・ジョンホから1番イ・デヒョンのタイムリー、2番パク・キョンスへの押し出しの四球などで3点、9回表ヒーローズの5番手チョ・ヨンフンから代打ソ・ソンジョンのプロ7年目での初安打、初打点となるタイムリーや相手のエラーで2点を追加した。
チェ・ウォンホは7回途中まで無失点に抑えると、以降はリュ・テッキョン、ウ・ギュミン、ソン・ヒョヌの継投で反撃を断ち、完封リレーでＬＧが大勝した。最下位ＬＧは7位ヒーローズとのゲーム差が2.5に縮まり、公式戦は残り10試合になったが、最下位脱出の希望が見えてきた。35歳のベテランのチェ・ウォンホは、苦しんだ今季はようやっと初勝利で、2007年9月以来1年ぶりの白星をあげた。ＬＧ打線は先発全員安打の16安打と爆発し、イ・デヒョンが3安打1打点と活躍した。アキレス腱の手術のためすでに帰国した主砲ブランボー(元オリックス)を欠くヒーローズ打線はわずか5安打に抑えられ、リリーフ陣が打たれ大敗し希望がまったく見えない。
