韓国 10−0 オランダ (北京・五棵松メイン野球場)
(勝)チャン・ウォンサム 1勝 (敗)スミット 2敗
(本塁打) 韓国 : イ・デホ 3号、イ・テックン 1号
19日のキューバ戦に逆転勝ちし、6連勝で予選リーグ1位通過を決めた北京五輪韓国代表チームは20日、予選リーグ最終戦のオランダ戦に臨んだ。オランダはここまで1勝5敗で、すでに予選リーグ敗退が決定していた。
韓国は1回表オランダの先発スミットから4番イ・デホ(ロッテ)の大会第3号本塁打となる2ランで先制した。韓国の先発チャン・ウォンサム(ウリ)は2回裏、3回裏にヒットを打たれるが後続を断ち、4回まで5奪三振で無失点と好投を続けた。韓国は5回表7番イ・テックン(ウリ)の本塁打、3番キム・ヒョンス(トゥサン)、イ・デホのタイムリーで4点を追加した。さらに6回表代わったオランダの2番手コーデルマンスからイ・テックンの犠牲フライ、8番カン・ミンホ(ロッテ)のタイムリーで2点を追加し、8−0と一方的な展開となった。
韓国は8回表オランダの3番手カムペンから2番イ・ヨンギュ(キア)の犠牲フライ、キム・ヒョンスのタイムリーで2点を追加し、好投を続けていたチャン・ウォンサムは8回裏も無失点に抑え、7回以降10点差がついたため大会規定によりコールドゲームとなり、7戦全勝で予選リーグを終えることができた。17日のサスペンデッドにより再開された中国戦でも好投したチャン・ウォンサムは、8回を被安打4、7奪三振で完封し、22日の準決勝に備えてリリーフ陣を休ませることもできた。16安打と爆発した打線では、イ・ヨンギュが4安打とチャンスメークに徹し、その後を打つキム・ヒョンスの2安打3打点の活躍をお膳立てした。主砲として活躍が期待されたが、まったく調子が上がらずこの試合ではスタメン落ちし出場しなかったイ・スンヨプ(読売)に代わって、イ・デホがこの試合も1本塁打3打点と活躍した。
(この試合でも2ランを打ったイ・デホ。)
また、22日11時半(日本・韓国時間)からの準決勝の相手は、20日米国に敗れ予選リーグ4位となった日本に決まった。韓国は予選リーグで日本を5−3で下しているが、宿敵として長年因縁の対決を繰り広げてきた両国の対戦では何が起こるかわからず、熱戦が期待される。なお準決勝のもう1試合はキューバ−アメリカ戦となった。
(文責:ふるりん)