27日の4試合では合計82656名が入場し、プロ野球の観客動員数は2年連続で400万人を突破した。
LG 0−11 SK (仁川・文鶴)
(勝)ソン・ウンボム 7勝5敗 (敗)ポン・ジュングン 8勝7敗
(本塁打) SK : チョン・グヌ 5,6号
SKは1回裏LGの先発ポン・ジュングンから4番パク・チェホン、5番チェ・ジョン、7番ナ・ジュファンのタイムリーで3点を先制し、2回裏1番チョン・グヌの本塁打で1点、4回裏相手のエラーとチョン・グヌの犠牲フライで2点を追加した。SKの先発ソン・ウンボムは7回を無失点に抑えた。SKは8回裏LGの4番手イ・ボムジュンから9番チョ・ドンファのタイムリー、チョン・グヌのこの試合2本目の本塁打となる3ランで5点を追加しダメを押し、最後はチェ・サンドクが抑え完封リレーで4連勝とした。
7勝目をあげたソン・ウンボムは、2003年以来LG戦5連勝と相性の良さを発揮した。チョン・グヌが3安打2本塁打4打点と活躍。最下位LGは頼みの左腕エースのポン・ジュングンが4回6失点と打たれてしまい、打線も6安打に抑えられいいところなく3連敗。
サムソン 5−4 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)アン・ジマン 4勝1敗 (セーブ)オ・スンファン 1勝1敗25S (敗)キム・ソヌ 3勝4敗
(本塁打) サムソン : ヤン・ジュンヒョク 6号、チェ・ヒョンウ 14号
サムソンは1回表トゥサンの先発ランデル(元読売)から2番ヤン・ジュンヒョクの本塁打で1点を先制するが、トゥサンはその裏サムソンの先発ユン・ソンファンから4番キム・ドンジュのタイムリーで2−1と逆転した。サムソンは3回表ヤン・ジュンヒョクのタイムリーで2−2の同点とし、6回表トゥサンの2番手イム・テフンから4番チェ・ヒョンウの2ランで逆転した。トゥサンはその裏3番キム・ヒョンスの内野ゴロの間に1点を返すと、7回裏サムソンの2番手クォン・ヒョクから7番オ・ジェウォンのタイムリーで4−4の同点に追いついた。
試合はその後トゥサンのイ・ジェウ、サムソンのチョン・ヒョヌクなどリリーフ陣の好投でお互い勝ち越し点を奪えず、延長に突入した。トゥサンは11回裏サムソンの5番手アン・ジマンから2死満塁のチャンスを作ったが、途中出場の6番ミン・ビョンホンが三振しチャンスを逃してしまった。するとサムソンは12回表、雨天中止となった26日の試合で先発予定だった7番手キム・ソヌから、2番ヤン・ジュンヒョクのタイムリーで1点を勝ち越すと、その裏を守護神オ・スンファンが抑え延長戦を制し、3連勝で5位ロッテと0.5ゲーム差の4位の座を守った。
最近2番として起用されている大打者ヤン・ジュンヒョクが、12回表の決勝タイムリー2塁打を含む4安打1本塁打3打点と活躍。オ・スンファンはセーブ王争いトップタイの25セーブ目。2位トゥサンは接戦を落とし続け5連敗で、首位SKとのゲーム差が8に開き、9連勝したころの勢いは感じられない。
(決勝タイムリーを含む4安打と活躍したヤン・ジュンヒョク。)
ハンファ 2−9 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)チョ・ジョンフン 2勝2敗 (敗)リュ・ヒョンジン 10勝6敗
(本塁打) ハンファ : キム・テワン 20,21号 ロッテ : イ・デホ 13,14号
最近勝率が5割を切り5位に後退したロッテだが、この試合には地元・釜山のファンたちが社稷野球場を埋め尽くし、チーム史上最多タイとなる今季14度目の3万人の満員を記録した。ロッテは1回裏ハンファの先発リュ・ヒョンジンから4番イ・デホの2ランで先制し、ハンファは2回表ロッテの先発チョ・ジョンフンから6番キム・テワンの本塁打で1点を返した。ロッテは3回裏イ・デホの2打席連続本塁打となる3ランでリードを広げ、チョ・ジョンフンも好投を続けた。ハンファは7回表キム・テワンのこの試合2本目となる本塁打で1点を返すが、ロッテはその裏ハンファの2番手キム・ヒョンミン、3番手マ・ジョンギルから、5番カン・ミンホ、7番チョン・ボミョンのタイムリーで4点を追加し、ダメを押した。
9回表は2番手イ・ヨンフンが抑え、5位ロッテがハンファに快勝し、4位サムソンとのゲーム差0.5を守り、久しぶりに満員となった本拠地のファンの声援にこたえた。チョ・ジョンフンは8回を2失点に抑え2勝目。1ヶ月以上不振が続いた主砲イ・デホが、3安打2本塁打5打点と活躍し復活をアピールした。エースのリュ・ヒョンジンが打たれて敗れたハンファでは、今季大きく成長した若手キム・テワンが、自身初のシーズン20本塁打を記録し、3安打2本塁打2打点と一人気を吐いた。
(2本塁打5打点と復活をアピールしたイ・デホ。)
キア 8−2 ウリ (ソウル・木洞)
(勝)ユン・ソンミン 12勝4敗 (敗)ファン・ドゥソン 6勝5敗8S
(本塁打) キア : チャン・ソンホ 6号
キアは1回表ウリの先発ファン・ドゥソンから3番チャン・ソンホの本塁打で1点を先制し、2回表相手のエラーでファン・ドゥソンをノックアウトすると、代わったウリの2番手イ・ヒョンスンから9番キム・ジョングクのタイムリーや暴投、2番キム・ウォンソプのタイムリーで5−0とリードを広げた。キアは6回表にもウリの4番手ノ・ファンスから、チャン・ソンホ、4番チェ・ヒィソプのタイムリーで3点を追加した。ウリはその裏キアの先発ユン・ソンミンから6番イ・スンヨンのタイムリーで2点を追加した。
7回以降はディアス(元北海道日本ハム)、イ・ボムソク、守護神ハン・ギジュが相手の反撃を断ち、6位キアが快勝し5位ロッテとのゲーム差1.5を守り、3チームが1.5ゲーム差内にひしめくし烈な4位争いに食らいついている。6回を2失点に抑えたユン・ソンミンは、最多勝争いトップタイの12勝目。打線ではチャン・ソンホが3安打1本塁打3打点と活躍。7位ウリは先発ファン・ドゥソンが2回途中で降板し、打線もつながりを欠いた。