ＳＫ ２−６ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）ランデル ７勝６敗 （セーブ）イム・テフン ５勝３敗４Ｓ （敗）チェ・ビョンニョン ７勝２敗
（本塁打） ＳＫ ： イ・ジェウォン ２号
ＳＫは4回表トゥサンの先発ランデル(元読売)から5番イ・ジェウォンの本塁打で1点を先制した。トゥサンは6回裏ＳＫの先発チェ・ビョンニョンから3番キム・ヒョンスのタイムリーで2−1と逆転し、チェ・ビョンニョンをノックアウトすると、この回代わったＳＫの2番手ユン・ギルヒョンから4番キム・ドンジュの犠牲フライで1点を追加した。ＳＫは7回表トゥサンの2番手イ・ジェウから1番チョン・グヌのタイムリーで1点を返した。
トゥサンは8回裏ＳＫの6番手チョ・ウンチョンから8番チェ・スンファン、9番キム・ジェホのタイムリーで3点を追加すると、最後は8回から登板したイム・テフンが抑え、怒涛の9連勝で首位を独走していたＳＫに3.5ゲーム差と迫った。6回を1失点に抑えたランデルが7勝目。17日現在打率トップ(.344)のキム・ヒョンスは15日のＳＫ戦に続き、2試合連続で決勝打を打つなど勝負強さが光る。一方ＳＫは7月になり3勝9敗と足踏み状態に陥り、投打ともに苦しい状況が続いている。
ＬＧ ７−１１ ハンファ （大田）
（勝）チェ・ヨンピル ６勝７敗 （セーブ）マ・ジョンギル １勝１敗２Ｓ （敗）シム・スチャン ２勝４敗
（本塁打） ＬＧ ： ペタジーニ ４号、アン・チヨン ７号 ハンファ ： キム・テギュン ２６号
ハンファは1回裏ＬＧの先発シム・スチャンから4番キム・テギュンのタイムリーで1点を先制するが、ＬＧは3回表ハンファの先発ユ・ウォンサンから3番アン・チヨンの犠牲フライ、4番ペタジーニ(元読売)の2試合連続本塁打となる3ランで4−1と逆転した。ハンファはその裏5番イ・ボムホの2点タイムリーでシム・スチャンを降板させると、代わったＬＧの2番手ウ・ギュミンから6番キム・テワン、7番シン・ギョンヒョンのタイムリー、8番ハン・サンフンの犠牲フライで6−4と逆転した。ＬＧは4回表ハンファの2番手チェ・ヨンピルから1点を返すが、ハンファはその裏ＬＧの4番手イ・ジェヨンから4番キム・テギュンのタイムリーで1点を追加した。
ハンファは5回裏キム・テギュンの満塁本塁打で11−5と6点差にして試合を決めると、ＬＧは7回表チェ・ヨンピルから3番アン・チヨンの2ランで反撃するが、それ以降ハンファの3番手マ・ジョンギルに抑えられ、3位ハンファが2試合連続の2ケタ得点と打線が爆発し3連勝で、9連勝中の2位トゥサンとのゲーム差3.5を守った。現在本塁打(26本)、打点(80点)の2部門トップを独走する主砲キム・テギュンは、3安打6打点と活躍。最下位ＬＧは打線の援護がありながら課題の投手陣が踏ん張りきれず、3連勝のあと3連敗となかなか上昇気流に乗れない。
キア ２−３ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）イム・ギョンワン ２勝４敗７Ｓ （敗）ソン・ヨンミン ４勝２敗１Ｓ
ロッテは1回裏キアの先発の新外国人ディアス(元北海道日本ハム)から5番ガルシア(元オリックス)のタイムリーで2点を先制したが、その後追加点を奪えない。キアは4回表ロッテの先発チョ・ジョンフンから5番チェ・ジョンボムのタイムリーで1点を返し、ディアスもピンチを招いても何とか相手に追加点を許さない。するとキアは8回表先日1軍に復帰した3番イ・ジェジュのタイムリーで2−2の同点に追いついた。ロッテはここでチョ・ジョンフンを交代させ、カン・ヨンシク、イム・ギョンワンの継投で無得点に抑えていくが、キアもソン・ヨンミンが得点を許さず、試合はこのまま延長に突入した。
4位ロッテは10回裏ソン・ヨンミンから1死1，2塁のチャンスを作ると、ここで6番カン・ミンホがタイムリーを打ちサヨナラ勝ちで5連敗を止め勝率5割もキープし、チョン・スグン暴行事件で大きく沈んでいるチームに勇気を与えた。10回表を無得点に抑えたイム・ギョンワンが2勝目。キアは打線がつながらず、サムソンにゲーム差なしで並ばれたが、勝率で下回り6位に後退。ディアスはこれまで先発を含め7試合に登板し好投しているが、打線の援護がないこともありなかなか韓国初勝利にたどり着けない。
(10回裏サヨナラタイムリーを打ったカン・ミンホ。)
ウリ ６−９ サムソン （大邱）
（勝）チョン・ヒョヌク ５勝３敗 （セーブ）オ・スンファン １勝１敗２１Ｓ （敗）チョ・ヨンフン １勝５敗
（本塁打） サムソン ： ヤン・ジュンヒョク ５号、キム・チャンヒィ １号、チョ・ドンチャン ２号
ウリは1回表サムソンの先発イ・サンモクから3番イ・テックンのタイムリーで1点を先制したが、サムソンはその裏ウリの先発イ・ヒョンスンから3番ヤン・ジュンヒョクの本塁打で同点に追いつき、3回裏8番キム・チャンヒィの本塁打で2−1と逆転した。ウリは4回表7番カン・ジョンホのタイムリー、1番クォン・ドヨンの犠牲フライで4−2と逆転したものの、サムソンはその裏ウリの2番手ソン・シニョンからキム・チャンヒィのタイムリーで4−4の同点に追いついた。ウリは5回表サムソンの2番手アン・ジマン、3番手チョン・ヒョヌクから5番ソン・ジマンのタイムリー、8番キム・ドンスの犠牲フライで6−4と再び逆転した。
サムソンは6回裏ウリの3番手チョ・ヨンフンから満塁のチャンスを作ると、代わったウリの4番手ノ・ファンスから代打チョ・ドンチャンの満塁本塁打で8−6と再び逆転し、8回裏ウリの5番手パク・チュンスから1番パク・ハニのタイムリーで1点を追加した。最後は守護神オ・スンファンが抑え、サムソンが打撃戦を制しキアがロッテに敗れたため、ゲーム差はないが勝率で上回り5位の座を2日で奪い返した。ここ2年ほど故障で伸び悩み、今季も2軍生活が長かったチョ・ドンチャンが、決勝の満塁本塁打で復活をアピールした。先発イ・サンモクは通算100勝まであと1勝としていたが、この試合では4回途中で降板し、8度目の挑戦となるこの試合でも記録達成はお預けとなった。ウリではソン・ジマンが3安打1打点と活躍。
(代打決勝満塁本塁打を打ったチョ・ドンチャン。)
