キア １−１０ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）レイボーン ２勝１敗 （敗）イ・デジン ２勝８敗
（本塁打） ＳＫ ： パク・キョンワン ４号、パク・チョングォン ２号、パク・チェホン １１号
ＳＫは2回裏キアの先発イ・デジンから8番パク・キョンワンの2ランで先制し、3回裏4番イ・ジニョンのタイムリー、6番パク・チョングォンの2ランで4点を奪いイ・デジンをノックアウトする。さらに4回裏キアの2番手ソン・ヨンミンから3番キム・ジェヒョンの犠牲フライで1点、5回裏キアの3番手ヤン・ヒョンジョンから9番チョ・ドンファのタイムリー、1番チョン・グヌの犠牲フライで2点を追加した。
キアは6回表ＳＫの先発レイボーン(元広島)から5番チェ・ギョンファンの犠牲フライで1点を返すが、ＳＫは7回裏代打パク・チェホンの本塁打で1点を追加し、ユン・ギルヒョン、守護神チョン・デヒョンの継投で相手の反撃を断ち、3本塁打で効率よく得点をあげ快勝した。また2位トゥサンがサムソンに敗れたため、ゲーム差が8に開いた。7回を1失点に抑えたレイボーンは、不振により一時期2軍に降格されていたが、4月3日のロッテ戦以来73日ぶりの2勝目で、17勝した2007年の調子を取り戻してきていると思われる。
キアは先発イ・デジンが早々につかまり、打線も5安打に抑えられ首位ＳＫ相手にまったく歯が立たなかった。なお、8回表キアの攻撃中、ＳＫの2番手ユン・ギルヒョンがチェ・ギョンファンの頭上を越える球を投げた際、挑発されたと思ったチェ・ギョンファンがマウンドに駆け寄り、両軍ベンチから選手が飛び出し一触即発の状態になり試合は10分あまり中断し、後味が悪いものとなった。
トゥサン １−９ サムソン （大邱）
（勝）ユン・ソンファン ４勝７敗 （敗）キム・ミョンジェ ５勝２敗
（本塁打） サムソン ： ヒョン・ジェユン １号
トゥサンは4回表サムソンの先発ユン・ソンファンから相手のエラーもあり1点を先制したが、サムソンはその裏トゥサンの先発キム・ミョンジェから4番パク・ソンミンのタイムリーで2−1と逆転し、5回裏9番の大卒新人キム・ドンヒョンのプロ初打点となる2点タイムリー、1番の高卒新人ウ・ドンギュンのタイムリーでキム・ミョンジェをノックアウトすると、代わった2番手イ・ジェウからパク・ソンミンのタイムリーで6−1とリードを広げた。さらにサムソンは6回裏トゥサンの3番手イム・テフンから8番ヒョン・ジェユンの犠牲フライで1点を追加し、8回裏トゥサンの5番手チョン・ジェフンからヒョン・ジェユンの2ランでダメを押した。
サムソンはチョン・ヒョヌク、故障により2軍落ちしていたが1軍に復帰したペ・ヨンスの継投で相手の反撃を断ち、対トゥサン戦3連敗を防いだ。ユン・ソンファンは6回を1失点に抑え4勝目をあげ、先発投手陣の層が薄いチームで開幕からローテーションを守り続けている。打線ではパク・ソンミンが3打点、2007年シーズン途中に兵役から復帰したヒョン・ジェユンが4年ぶりの本塁打となる2ランを含む3打点と活躍。キム・ドンヒョン、ウ・ドンギュンと2人の新人も勝利に貢献した。一方トゥサンはわずか6安打に抑えられ打線がつながらず、首位ＳＫとのゲーム差も8に開き、ウリに勝った3位ロッテとのゲーム差も1.5に縮まった。
(6回を1失点に抑えたユン・ソンファン。)
ウリ ３−６ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）カン・ヨンシク ３勝２敗１Ｓ （セーブ）チェ・ヒャンナム １勝１敗６Ｓ （敗）パク・チュンス １敗
ウリは5回表ロッテの先発マクレリーから8番カン・ジョンホのタイムリーで1点を先制し、6回表7番キム・ドンスのタイムリーで1点を追加した。ウリの先発チャン・ウォンサムは6回を無失点と好投し、打線も8回表ロッテの3番手カン・ヨンシクから6番イ・スンヨンのタイムリーで1点を追加してこのまま逃げ切るかに思われた。だがロッテは8回裏ウリの4番手パク・チュンスから3番チョ・ソンファンのタイムリーで1点差とすると、5番カン・ミンホのタイムリーと相手のエラーで4−3と逆転した。さらにこの回ウリの6番手キム・ヨンミンから7番チョン・ボミョンのタイムリー、8番パク・ヒョンスンの犠牲フライでさらに2点を追加した。
ロッテはウリの最後の攻撃をチェ・ヒャンナムが抑え、見事な逆転勝ちでウリに3連勝し3位の座を守った。ＬＧに勝った4位ハンファとはゲーム差なしで並ばれているが、2位トゥサンとのゲーム差を1.5に縮めた。一方相変わらずストッパー不在のリリーフ陣により逆転された最下位ウリは3連敗で、ロッテに息を吹き返させてしまった。
ハンファ ７−４ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）ユン・ギュジン ４勝２敗１Ｓ （セーブ）トーマス ２勝４敗１３Ｓ （敗）チョン・ジェボク ３勝５敗２Ｓ
（本塁打） ハンファ ： クラーク １５号
ＬＧは3回裏ハンファの先発チョン・ミンチョル(元読売)から3番アン・チヨン、4番ペタジーニ(元読売)のタイムリー、6番イ・ジョンヨルの犠牲フライで3点を先制した。ハンファは5回表ＬＧの先発ポン・ジュングンから9番キム・ミンジェ、1番クラークのタイムリーで同点に追いつくが、ハンファはその裏ハンファの3番手ユン・ギュジンから5番チェ・ドンスのタイムリーで1点を勝ち越した。ハンファは8回表ＬＧの2番手チョン・ジェボクから4番キム・テギュンのタイムリーで4−4の同点に追いつくと、代わったＬＧの4番手イ・ジェヨンから途中出場の8番シン・ギョンヒョンの2点タイムリーで勝ち越し、キム・ミンジェのタイムリーでダメを押した。
ハンファはその後ク・デソン(元オリックス)、守護神トーマス(元北海道日本ハム)の継投で相手の反撃を断ち、逆転勝ちで3位ロッテをゲーム差なしで並走している。5回裏勝ち越し点を許したがその後は得点を許さず、今季中継ぎの柱に成長しているユン・ギュジンが4勝目。打線ではキム・ミンジェが3打点と活躍。7位ＬＧは相変わらず不安定なリリーフ陣が打たれ、終盤の逆転を許した。打線では2番パク・ヨンテクが3安打と活躍。
(8回表決勝タイムリーを打ったシン・ギョンヒョン。)
