キア 6−14 SK (仁川・文鶴)
(勝)キム・ウォンヒョン 5勝2敗2S (敗)リマ 3勝5敗
(本塁打) キア : チェ・ジョンボム 2号 SK : ナ・ジュファン 3号
キアは1回表SKの先発チェ・ビョンニョンから5番チェ・ジョンボムの3ランで先制すると、チェ・ジョンボムは突如肩の痛みを訴え1回途中で降板した。SKはその裏キアの先発リマから内野ゴロ2つと5番チェ・ジョンのタイムリーで3-3の同点に追いつくと、7番パク・チェホンのタイムリー、8番ナ・ジュファンの2ランで6-3と逆転し、リマを1回のうちにノックアウトした。SKは2回裏キアの2番手ヤン・ヒョンジョンからチェ・ジョンのタイムリーで1点を追加した。キアは4回表SKの2番手キム・ウォンヒョンから9番チャ・イルモクのタイムリーで1点を返すが、SKもその裏キアの3番手チャン・ムンソクから6番パク・キョンワンの内野ゴロの間に1点を追加した。
SKはその後も手を緩めず、6回裏キアの4番手チン・ミンホ、5番手オ・ジュンヒョンから4番イ・ジニョンの犠牲フライ、ナ・ジュファン、9番パク・チョングォンのタイムリーで4点を追加した。キアは8回表SKの6番手イ・ハンジンから代打チェ・ギョンファンのタイムリー、7番手チョ・ヨンミンから1番イ・ヨンギュの内野ゴロの間に合計2点を返したが、SKもその裏パク・チョングォン、1番チョン・グヌのタイムリーで2点を追加してダメを押し、この試合も前日12日のLG戦で19得点と爆発した打線の勢いが止まらず、15安打14得点で大勝し、連勝を9に伸ばし勝率も7割に復帰した。
1回表に緊急登板し、4回までを1失点に抑えたベテランのキム・ウォンヒョンが5勝目をあげ、史上4人目の通算2100回投球を達成。打線ではチョン・グヌ、チェ・ジョン、ナ・ジュファン、パク・チョングォンの4人が3安打を記録。一方6位キアも12安打を記録したが、肝心な場面でエラーが3つと続出しSKに大量失点を許し、今季SK戦は8戦全敗と首位独走を助けてしまっている。
(1回裏2ランを売ったナ・ジュファンを迎えるSKのベースボールドッグ。)
トゥサン 3−6 サムソン (大邱)
(勝)オバミュラー 5勝4敗 (セーブ)オ・スンファン 1敗18S (敗)ランデル 4勝5敗
(本塁打) サムソン : チェ・ヒョンウ 8,9号
5連勝中のトゥサンは1回表、サムソンの先発オバミュラー(元オリックス)から4番キム・ドンジュのタイムリーで1点を先制した。サムソンは2回裏トゥサンの先発ランデル(元読売)から5番チェ・ヒョンウの本塁打、9番の高卒新人ウ・ドンギュン、2番パク・チンマンのタイムリーで4-1と逆転した。サムソンは5回裏ランデルからチェ・ヒョンウがこの試合2本目の本塁打となる2ランを打ち、6-1とリードを広げた。オバミュラーは6回途中で交代し、トゥサンは7回表サムソンの2番手チョン・ヒョヌクから5番ホン・ソンフンのタイムリーで2点を返す。
最後は守護神オ・スンファンが抑え、5位サムソンは4連敗から脱した。さらに3位ロッテ、4位ハンファとのゲーム差1を守り、中位争いは混戦模様となっている。今季まで本塁打を打ったことがなかったが、すでにチーム最多の9本塁打を記録しているチェ・ヒョンウが3安打2本塁打3打点と活躍。一方2位トゥサンは連勝が5で止まり、9連勝と勢いの止まらない首位SKとのゲーム差が8に開いた。
(2本塁打と活躍したチェ・ヒョンウ。)
ハンファ 3−8 LG (ソウル・蚕室)
(勝)オクスプリング 7勝3敗 (敗)チェ・ヨンピル 3勝4敗
6連敗中の最下位LGは1回裏、ハンファの先発チェ・ヨンピルから4番ペタジーニ(元読売)、5番チェ・ドンスのタイムリーで3点を先制した。5連勝中のハンファは3回表、LGの先発オクスプリング(元阪神)から2番ユン・ジェグクのタイムリーで1点を返すが、LGはその裏6番パク・キョンスのタイムリーで2点を追加し、チェ・ヨンピルをノックアウトした。LGは5回裏ハンファの2番手ヤン・フンから7番イ・ジョンヨル、8番キム・ジョンミンのタイムリーで3点を追加し、ハンファも6回表5番イ・ボムホの犠牲フライ、6番キム・テワンのタイムリーで2点を返した。
オクスプリングは7回途中で交代し、その後はリュ・テッキョン、キョン・ホンホ、ウ・ギュミンの継投で相手の反撃を断ち、ウリがロッテに敗れたため6連敗のみならずゲーム差はないが最下位からも脱出した。オクスプリングはチーム最多の7勝目。5回までにチェ・ヨンピル、ヤン・フンが8失点し勢いをそがれたハンファの連勝は5で止まり、ロッテが勝ったためゲーム差はないが4位に後退。なお、2007年11月に左ひざの手術を受け、これまでリハビリにつとめていたかつての守護神ク・デソン(元オリックス)が8回裏5番手として登板し、1回を無失点に抑え復活をアピールした。
ウリ 2−3 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)チェ・ヒャンナム 1勝1敗5S (敗)チョ・ヨンフン 4敗
ウリは3回表ロッテの先発ソン・ミンハンから2番チョン・スソンのタイムリーで2点を先制したが、ロッテはその裏ウリの先発キム・スギョンから2番イ・スンファの犠牲フライで1点を返した。6連敗中のロッテはその後追加点を与えなかったが、キム・スギョンやパク・チュンスなどウリのリリーフ陣から同点打を打つことができない。ソン・ミンハンは打線の援護がないまま8回2失点で降板した。勝利への執念を見せるロッテは9回裏、ウリの4番手ソン・シニョンから1番チョン・スグン(チョン・スソンの兄)のタイムリーで2-2の同点に追いつき、試合は延長に入った。
ウリは10回表2死満塁のチャンスを作るが、ロッテの2番手チェ・ヒャンナムが4番ブランボー(元オリックス)、5番ソン・ジマンを連続三振にしとめ、絶好の機会を逃した。するとロッテはその裏ウリの5番手チョ・ヨンフンから1死2塁のチャンスを作ると、7番チョン・ボミョンがヒットを打ち2塁走者ガルシア(元オリックス)はいったん3塁で止まったが、3塁への送球がそれたためガルシアが生還し、劇的なサヨナラ勝ちを収め6連敗から脱した。さらにハンファがLGに敗れたため、ロッテはゲーム差はないが1日で3位に復帰した。
今季リリーフで好投するチェ・ヒャンナムが初勝利。チョン・スグンが3安打1打点、サヨナラ勝ちにつながるヒットを打ったチョン・ボミョンが3安打と活躍。ウリはLGが勝ったため、ゲーム差はないが1日で最下位に逆戻りした。チョン・スソンが3安打2打点と活躍し、同じ試合で兄弟そろって3安打と珍しい記録を残した。