トゥサン ５−１ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）ランデル ２勝３敗 （敗）チェ・ビョンニョン ４勝１敗
（本塁打） トゥサン ： キム・ジェホ １号
トゥサンは3回表ＳＫの先発チェ・ビョンニョンから3番コ・ヨンミンの内野ゴロの間に1点を先制するが、ＳＫはその裏トゥサンの先発ランデル(元読売)から2番パク・チェサンのタイムリーで同点とした。トゥサンは6回表9番キム・ジェホの2ランでチェ・ビョンニョンをノックアウトすると、8回表ＳＫの4番手カ・ドゥギョムから1番イ・ジョンウクのタイムリーで2点を追加した。ランデルは毎回のように走者を出しながら5回を何とか1失点に抑えると、6回から8回まではイム・テフンが、9回はイ・ジェウが無得点に抑え、2位トゥサンが首位ＳＫ相手に3連勝し、最近4連勝でゲーム差を4.5に縮めた。
トゥサンはこれでビジター9連勝と、敵地での強さは相変わらずである。今季兵役から復帰しこの試合では決勝2ランを打ったキム・ジェホは、2005年9月以来2年8ヶ月ぶりの本塁打となり、負傷したイ・デスの代わりにショートのスタメン出場を続けている。イ・ジョンウクが3安打2打点と活躍。ＳＫは本拠地・文鶴(ムナク)野球場でトゥサンに今季初となるまさかの同一カード3連敗で、首位独走態勢に待ったをかけられた。6回途中3失点でノックアウトされたチェ・ビョンニョンは開幕からの連勝が4で止まった。
キア ６−５ ハンファ （大田）
（勝）リマ ２勝２敗 （セーブ）ハン・ギジュ １敗９Ｓ （敗）チョン・ミンチョル ３勝４敗
（本塁打） ハンファ ： キム・テギュン １２号
キアは1回表ハンファの先発チョン・ミンチョル(元読売)から4番イ・ジェジュの内野ゴロの間に1点を先制すると、6番イ・ジョンボム(元中日)のタイムリーで2点を追加した。ハンファは2回裏キアの先発リマから4番キム・テギュンの同僚のクラークと並ぶ本塁打王争いトップタイの12号ソロで1点を返す。キアは4回表8番チャ・イルモク、1番イ・ヨンギュのタイムリーで2点を追加するが、ハンファもその裏5番イ・ボムホのタイムリーで1点を返す。キアは6回表ハンファの2番手クォン・ジュンホンからイ・ヨンギュの2打席連続タイムリーで1点を追加した。
ハンファはその裏キアの2番手ソン・ヨンミンからキム・テギュン、代打チュ・スンウのタイムリーで2点を返し、キアは8回から守護神ハン・ギジュをマウンドに送るが、代打キム・テワンの犠牲フライで1点差に迫られる。ハン・ギジュは9回裏も同点のピンチを迎えたが3番クラーク、キム・テギュンを抑え何とか1点差を守り、キアが接戦を制した。チョン・ミンチョルが6回途中5失点で降板したのがハンファには誤算だった。通算150号本塁打(史上23人目)を記録した主砲キム・テギュンは3安打2打点と活躍。
サムソン ４−３ ロッテ （馬山）
（勝）ペ・ヨンス ３勝３敗 （セーブ）オ・スンファン １敗１２Ｓ （敗）マクレリー ２勝２敗
（本塁打） ロッテ ： イ・デホ ６号
ロッテは1回裏サムソンの先発ペ・ヨンスから4番イ・デホの2ランで先制したが、サムソンはロッテの先発マクレリーから相手のエラーや8番キム・ジェゴルの併殺打の間に2点を返すと、9番キム・チャンヒィ、1番チョ・ドンチャンのタイムリーで4−2と逆転した。ペ・ヨンスは5回2失点で降板すると、サムソンは6回以降アン・ジマン、クォン・ヒョクなどを登板させ小刻みな継投策に出る。ロッテは8回裏サムソンの4番手クォン・オジュンからイ・デホのタイムリーで1点を返すが、続くチャンスでチャ・ウチャン、クォン・オウォンのサムソンの継投の前に同点のホームを踏むことはできない。
最後は前日セーブに失敗したオ・スンファンが汚名返上とばかりに何とか抑え、サムソンが7人をマウンドに送る必死の継投で逃げ切り勝率5割に復帰した。オ・スンファンは今季2度抑えに失敗した苦手のロッテ相手に、セーブ数単独トップの12セーブ目を記録。ロッテは再三チャンスを作るが逆転負けを喫したものの、3番チョ・ソンファンが3安打、34打点で打点王となったイ・デホが3安打1本塁打3打点と活躍。
(苦手ロッテ相手に12セーブ目を記録したオ・スンファン。)
ウリ ４−６ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）シム・スチャン １勝 （敗）チャン・ウォンサム ２勝３敗
（本塁打） ウリ ： ソン・ジマン ４号 ＬＧ ： パク・キョンス ３号
ウリは1回表ＬＧの先発シム・スチャンから5番カン・ビョンシクのタイムリーで1点を先制するが、ＬＧはその裏ウリの先発チャン・ウォンサムから4番パク・ヨンテクのタイムリーで同点とし、3回裏9番パク・キョンスの本塁打で2−1と逆転した。シム・スチャンは6回途中まで何とか1失点に抑え、チャン・ウォンサムも6回まで2失点と好投した。ＬＧは7回以降キョン・ホンホ、チョン・ジェボクのリリーフ陣も好投し、8回裏ノ・ファンス、チョ・ヨンフン、イ・サンヨルなどウリのリリーフ陣から途中出場の8番ソン・インホへの押し出しの四球、代打イ・ソンヨル、1番イ・デヒョンのタイムリーで4点を追加した。
ウリは9回表ＬＧの4番手ウ・ギュミンから代打ソン・ジマンの3ランで2点差に迫るが、何とか後続を断ち最下位ＬＧは本拠地蚕室(チャムシル)野球場での連敗を8で止めた。今季初先発で初勝利をあげたシム・スチャンは、2006年9月以来1年8ヶ月ぶりの先発での勝利を記録し、エースとして期待されたが2軍落ちしたパク・ミョンファン、不振で退団した外国人投手ブラウン(元阪神)の穴を埋める救世主として期待される。敗れたウリではカン・ビョンシクが3安打1打点と活躍。
(1年8ヶ月ぶりの先発勝利を記録したシム・スチャン。)
