投資会社センテニアルインベストメント社(以下センテニアル社)が「ウリタバコ」社をメインスポンサーにして創設する新球団は、2月19日のKBO(韓国野球委員会)理事会で選手の年俸減額幅が撤廃されたことにより、高年俸の選手を中心に大幅な年俸削減が提示され、選手会が26日これに対して記者会見を開き、訴訟などの法的手段をとると述べた。
その後年俸減額幅の撤廃はすでに新球団の設立とは関係なく、以前KBO団長会議で論議されていたことが明らかになり、パク・ノジュン団長の辞任を要求したことに関しては筋違いであったとして、27日に選手会側は謝罪の意を表した。だが選手会側は、兵役中の選手への手当て支給廃止に関しては、KBOに対して損害賠償請求訴訟を起こす予定であるとも述べた。
その渦中で、新球団は27日チョン・ソンフンなど12名の選手と契約更改を終え、現代で主軸打者として活躍してきたチョン・ソンフン内野手は、1億ウォン(約1140万円)増の年俸3億2000万ウォン(約3640万円)となり、チーム最高年俸となった。
チョン・ソンフンは高校卒業後、1999年ヘテ(2001年7月からキア)に入団し1年目から1軍に定着し108試合に出場し活躍した。2003年現代に移籍後はサードのレギュラーとして攻守ともに活躍してきた。2007年は122試合に出場、打率.290、16本塁打、76打点、1盗塁の成績だった。
チョン・ソンフンは順調なら今季オフにFAを取得する予定で、新球団側は引き止め策もあり高年俸を提示したと見られる。新球団は新人、外国人選手を除く現代から移籍してきた61名中、30名の選手と契約更改を終えている。