DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  イ・スンヨンと複数年契約  キム・ドンスと契約更改

 現代は25日、2003年オフにFA権を行使し年俸2億5000万ウォン(約3210万円)で3年契約を結んでいたイ・スンヨン(35)と契約更改を行い、契約期間3年、契約金1億5000万ウォン(約1930万円)、年俸3億5000万ウォン(約4500万円)の総額12億ウォン(約1億5430万円)で契約が成立した。イ・スンヨンは順調なら今季終了後にFAを再取得するが、今回複数年契約を結んだことで事実上来季以降の現代残留が確定した。
 生え抜きのベテラン内野手のイ・スンヨンは主将としてチームをまとめ、2005年は7位に低迷し昨季は最下位候補だったチームを公式戦2位に導いた。昨季は119試合に出場、打率.286、7本塁打、43打点の成績を残した。プロ13年間の通算成績は1471試合に出場、打率.281、1313安打、151本塁打、702打点、45盗塁。球団売却問題で揺れる現代だが、イ・スンヨンは今季も主将としてキム・シジン新監督の信頼を受け、成績以上の存在感でチームをまとめていくと期待される。
 また、昨季ベテランながら正捕手として活躍したキム・ドンス(38)とも契約更改を行い、1億ウォン(約1290万円)増の年俸3億ウォン(約3860万円)となった。キム・ドンスは大学卒業後1990年LGへ入団し、正捕手として活躍した。その後サムソン、SKへ移籍し、2003年から現代に在籍した。昨季は115試合に出場、打率.279、5本塁打、40打点の成績で打撃でも存在感を示した。プロ17年間の通算成績は1805試合に出場、打率.262、1412安打、195本塁打、796打点、54盗塁。今季も第二捕手カン・グィテと併用されると予想されるが、若い捕手が伸び悩む中まだまだチームに必要な存在として活躍が期待される。

(文責:ふるりん