DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  FA行使したホールド王リュ・テッキョンと再契約  チェ・ウォンホと2年契約

 LGは9日、先日球団にFAを申請したリュ・テッキョン投手(36)と契約金1億ウォン(約1240万円)、年俸1億3000万ウォン(約1610万円)、1年のオプション契約を含み最大3年間6億4000万ウォン(約7950万円)で再契約し、今季のFA選手6名中では初の契約に至った。
 リュ・テッキョンは大学卒業後1994年OB(現トゥサン)に入団し、99年LGへ移籍した。主に左の中継ぎやワンポイントリリーフで起用され続け、タフさが身上で2004年には自己最多の85試合に登板した。2006年は不振でわずか16試合の登板にとどまったが、今季はチーム最多の81試合に登板し、0勝3敗、防御率2.70、23ホールドの成績を残し初のホールド王に輝き、地味ながらチームの2006年の最下位から5位への浮上に貢献した。プロ通算成績は8勝26敗5S、89ホールド、防御率4.41。なお、リュ・テッキョン北京五輪予選韓国代表のエントリー33名に入っており、現在合宿に参加中である。
 
 また、今季オフ初のFAを取得したが行使しなかったベテラン右腕チェ・ウォンホ(34)は、契約期間2年、契約金1億ウォン(約1220万円)、年俸2億ウォン(約2450万円)、オプション最大2億ウォンと合計6億ウォン(約7340万円)の好待遇で再契約した。チェ・ウォンホは1996年大学卒業後現代に入団し、1998年10勝し活躍したが、2000年LGへ移籍した。2005年には自己最多の13勝をあげたが、06年は3勝と低迷し、今季は26試合で7勝7敗、防御率4.67とまずまずの成績を残し、復活をアピールした。年俸も8000万ウォン増加し、来季は3年ぶりの2ケタ勝利が目標となる。プロ12年間の通算成績は286試合に登板、63勝66敗2セーブ、防御率4.54。
(文責:ふるりん