DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   SK公式戦初優勝、韓国シリーズ進出決定  チョン・ジュンホ(現代)、通算最多試合出場新記録達成

SK 7−2 LG  (ソウル・蚕室)
(勝)レイボーン 17勝7敗   (敗)チョン・ジェボク 6勝4敗
本塁打) LG : パク・ヨンテク 14号
 この試合に勝てば球団史上初の公式戦優勝、韓国シリーズ進出が決定するSKは、4回裏先発レイボーン(元広島)が3番パク・ヨンテクに本塁打を打たれ、LGに1点を先制される。だがSKは5回表LGの先発チョン・ジェボクから1番パク・チェサン、2番チョ・ドンファのタイムリーで3−1と逆転し、6回表7番チェ・ジョンのタイムリーで1点を追加しチョン・ジェボクをノックアウトした。さらに7回表LGの4番手シム・スチャン、代わった5番手イ・スンホから相手のエラーもあり3点を追加し、試合を決めた。
 LGは7回裏SKの3番手ユン・ギルヒョンから2番パク・キョンスのタイムリーで1点を返したが、その後キム・ギョンテ、守護神チョン・デヒョンの継投でSKが反撃を断ち勝利し、見事2000年のチーム創設から8年目にして公式戦初優勝、2003年以来4年ぶり2度目の韓国シリーズ進出を決めた。レイボーンは7回途中1失点と好投し、チーム最多の今季17勝目。LGはSKと同じ11安打を打ちながら打線がつながらなかった。1番イ・デヒョンが3安打と活躍。今季最終戦となったこの対戦は、SKがLGに12勝6敗と大きく勝ち越した。

[就任1年目で見事公式戦優勝に導いた名将キム・ソングン監督。]
 

現代 2−8 キア  (光州)
(勝)イ・デジン 7勝6敗  (敗)キム・スギョン 11勝7敗
本塁打) キア : チェ・ヒィソプ 5,6号
 キアは2回裏現代の先発キム・スギョンから5番チェ・ヒィソプの2ランで先制するが、現代は3回表キアの先発イ・デジンから5番ソン・ジマンのタイムリーで同点に追い付く。キアは4回裏チェ・ヒィソプの2打席連続本塁打となる3ランで勝ち越すと、5回裏現代の2番手イ・ヒョンスンから3番イ・ヒョンゴン、チェ・ヒィソプのタイムリーなどで3点を追加した。今季故障から復活した33歳のベテランのイ・デジンは5回2失点で降板すると、その後はソン・ヨンミン、イ・ボムソク、パク・チョンギュの継投でキアが相手の反撃を断ち快勝した。
 最下位キアは7位現代とのゲーム差を再び2.5に縮め、最下位脱出に望みをつないだ。チェ・ヒィソプが3安打2本塁打6打点と大爆発。なお、38歳の現代のベテラン外野手チョン・ジュンホがこの試合2番で先発出場し、チャン・ジョンフン(ハンファ、現在は引退)通算1951試合の個人通算最多出場新記録を達成した(個人通算最多の532盗塁も記録)。今季最終戦となったこの対戦は、キアが11勝7敗と勝ち越した。また、今季開幕前に球団身売り騒動に揺れた現代の売却先として、STXグループが浮上したと各メディアで報じられた。

[個人通算最多1951試合出場の新記録を達成したチョン・ジュンホ。]