ロッテ １−１３ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）チョン・ビョンドゥ １勝 （敗）ソン・スンジュン ３敗
（本塁打） ロッテ ： カン・ミンホ ４号 ＳＫ ： パク・キョンワン ４号、イ・ホジュン ４号
ＳＫは1回裏ロッテの先発ソン・スンジュンから5番イ・ホジュン、6番パク・チェホンのタイムリー、8番ナ・ジュファンへの押し出しの四球、9番パク・キョンワンの満塁本塁打で7点を先制し、主導権を握った。ロッテは2回表ＳＫの先発チョン・ビョンドゥから6番カン・ミンホの本塁打で1点を返したが、ＳＫもその裏ソン・スンジュンの暴投で1点を追加した。ＳＫは7回裏ロッテの5番手イ・ジョンミンからイ・ホジュンの2試合連続の本塁打で1点、8回裏ロッテの6番手カン・ヨンシクから2番パク・チェサン、途中出場の3番チョン・ギョンベ、途中出場の5番キム・ヨンウのタイムリーなどで4点を追加した。イ・スンホ(背番号20)、キム・ウォンヒョン、チョン・デヒョン、カ・ドゥギョムのリリーフ陣も相手に反撃を許さず、韓国シリーズ3連覇を狙うＳＫが5連勝し10勝一番乗りとなり、2008年からのロッテ戦の連勝も12に伸ばし、首位の座を固めた。
先発の左腕チョン・ビョンドゥは5回を1失点と好投し、最近好調のコ・ヒョジュンと並んで先発ローテーション定着をアピールした。15安打と爆発した打線では、イ・ホジュンが3安打1本塁打2打点と活躍。パク・キョンワンは1回裏の満塁本塁打で、史上8人目となる通算900打点を記録した。一方2試合連続で大敗したロッテは、先発ソン・スンジュンが1回に7失点と崩れ開幕3連敗で、パク・キヒョクを9番から2番に打順を上げるなど打線を組み替えたが、さしたる効果もなく3連敗でキアと同率最下位のままである。
サムソン ４−６ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）チョン・ジェボク １勝１敗 （セーブ）ウ・ギュミン ２Ｓ （敗）ペ・ヨンス ２敗
（本塁打） サムソン ： チン・ガビョン １号 ＬＧ ： アン・チヨン １号
サムソンは1回表ＬＧの先発チョン・ジェボクから3番ヤン・ジュンヒョクの犠牲フライで1点を先制し、2回表8番チン・ガビョンの本塁打で1点を追加した。ＬＧは2回裏サムソンの先発ペ・ヨンスから8番チョ・インソン、9番クォン・ヨングァンのタイムリーで3−2と逆転した。さらにこの回1死1，3塁の場面で、2番イ・ジニョンの内野ゴロをファーストのチェ・テインが取り1塁ベースにタッチしてから2塁に送球し、1塁走者をタッチアウトにする間に3塁走者が生還し、1死での併殺打なのに1点を追加するという珍しい場面が見られた。ＬＧは3回裏3番アン・チヨンの本塁打で1点を追加した。
ＬＧは6回裏にも1死1，3塁の場面でクォン・ヨングァンの内野ゴロをセカンドのシン・ミョンチョルがまず1塁へ投げ、それから1塁走者を2塁でタッチアウトにしたため、その間に3塁走者が生還し、2回裏と同じく1死での併殺打で1点を追加した。サムソンは7回表ＬＧの3番手オ・サンミンから4番チェ・テインのタイムリーで2点を返したが、その後高卒新人チェ・ドンファン、ウ・ギュミンの継投で相手の反撃を断ち、ＬＧが逆転勝ちした。2009年は先発に回ったチョン・ジェボクは、6回2失点と力投し2007年8月のロッテ戦以来となる久しぶりの先発勝利をあげた。サムソンは先発ペ・ヨンスが6回途中5失点と試合を作れず、2009年はまだ未勝利でかつてのエースの威光はなくなってきている。
(2007年8月以来の先発勝利をあげたチョン・ジェボク。)
トゥサン ６−４ キア （光州）
（勝）ソン・ヨンフン ２勝 （セーブ）イ・ヨンチャン １敗４Ｓ （敗）ハン・ギジュ ２敗２Ｓ
（本塁打） キア ： チェ・ヒィソプ ６号
キアは1回裏トゥサンの先発チョン・ジェフンから4番チェ・ヒィソプの内野ゴロの間に1点を先制し、4回裏7番キム・サンフンのタイムリーで1点を追加した。キアの先発ソ・ジェウンは5回まで無失点に抑えていたが、トゥサンは6回表4番キム・ヒョンスのタイムリーで2−2の同点に追いつくと、7回表3番コ・ヨンミンの犠牲フライで3−2と逆転し、ソ・ジェウンをノックアウトした。キアは8回裏トゥサンの3番手イム・テフンからチェ・ヒィソプの本塁打王争いトップタイに並ぶ6号2ランで4−3と逆転した。
トゥサンは9回表キアの守護神ハン・ギジュから2番オ・ジェウォン、3番コ・ヨンミンのタイムリー、4番キム・ヒョンスの犠牲フライで3点を奪い逆転すると、最後はイ・ヨンチャンが抑え終盤の集中打で逆転勝ちした。オ・ジェウォンが3安打1打点と活躍し、8回裏途中登板した高卒新人ソン・ヨンフンが味方の援護もあって2勝目。キアは守護神ハン・ギジュが2試合連続で抑えに失敗し逆転負けを喫し、ロッテとの同率最下位から抜け出せなかった。
ハンファ １１−１ ヒーローズ （ソウル・木洞）
（勝）リュ・ヒョンジン ３勝 （敗）キム・スギョン １勝３敗
（本塁打） ハンファ ： キム・テワン ３号、オ・ソンジン ２号、ディアズ ６号、イ・ボムホ ５号
ハンファは1回表ヒーローズの先発キム・スギョンから3番の新外国人ディアズのタイムリーで1点を先制し、2回表6番キム・テワンの本塁打、2番ヨン・ギョンフムのタイムリーで4点を追加した。勢いは止まらず4回表9番オ・ソンジンの本塁打で1点、5回表ヒーローズの2番手イ・ドンハクからディアズの本塁打王争いトップタイに並ぶ6号ソロで1点を追加した。ヒーローズは6回裏ハンファの先発リュ・ヒョンジンから6番カン・グィテのタイムリーで1点を返した。
ハンファは9回表ヒーローズの4番手チョン・ジュンホから途中出場の3番キム・ミンジェのタイムリー、5番イ・ボムホの2試合連続本塁打となる3ランで4点を追加し、9回裏はマ・ジョンギル、チェ・ヨンピルが抑えダイナマイト打線の14安打11得点の爆発で大勝した。ヨン・ギョンフムが3安打3打点、セカンドのレギュラーに定着しつつある19歳のオ・ソンジンが3安打1打点と活躍。エースのリュ・ヒョンジンは6回を1失点に抑え、開幕3連勝とチームを引っ張っている。4回途中6失点で降板したキム・スギョンは3連敗で、現代在籍時に右のエースとして活躍した面影は消えかかっている。
(6号本塁打を打ち活躍中のディアズ。)
