ロッテ 3−5 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)キム・サンヒョン 2勝 (セーブ)イム・テフン 4勝1敗1S (敗)チャン・ウォンジュン 4勝5敗
ロッテは1回表、首位トゥサンの先発イ・ギョンピルから3番チョン・ボミョン、5番カン・ミンホのタイムリーで2点を先制した。トゥサンは2回裏ロッテの先発チャン・ウォンジュンから、2番ミン・ビョンホンのタイムリーと暴投で2−2の同点に追い付く。ロッテは5回表、トゥサンの捕手ホン・ソンフンの暴投で1点を勝ち越す。だがトゥサンはその裏ホン・ソンフンがチャン・ウォンジュンから、汚名返上の2点タイムリーを打ち、4−3と逆転した。
トゥサンは7回裏、ロッテの3番手チェ・デソンからホン・ソンフンに代わって途中出場した7番捕手チェ・サンビョンのタイムリーで1点を追加した。トゥサンはこのリードをキム・サンヒョン、高卒新人イム・テフンが守りきり、13日に奪回したばかりの首位の座を守った。イム・テフンはプロ初セーブ。敗れたロッテはLGが勝ったため7位に後退。
ハンファ 1−4 SK (仁川・文鶴)
(勝)ソン・ウンボム 3勝 (敗)チョ・ソンミン 1勝2敗
(本塁打) ハンファ : クルーズ 16号 SK : パク・チェホン 8号
SKは1回裏ハンファの先発チョ・ソンミン(元読売)から3番イ・ジニョンのタイムリー、5番パク・チェホンの犠牲フライで2点を先制した。SKの先発ソン・ウンボムはハンファに3塁を踏ませない好投で、反撃の糸口を与えない。SKは56回裏ハンファの2番手チェ・ヨンピルから7番パク・キョンワンのタイムリーで1点、8回裏ハンファの3番手キム・ヘニムからパク・チェホンの本塁打で1点を追加した。
ハンファは9回表SKの守護神チョン・デヒョンから3番クルーズの本塁打王争いトップの16号本塁打で1点を返すが、反撃もここまででSKが快勝し首位トゥサンと0.5ゲーム差の2位の座を守った。先発投手陣が不調でやりくりが苦しい中、先発ローテーション入りが期待されながら故障で出遅れていた23歳の若手ソン・ウンボムは8回を無失点と好投し、今季3勝目。敗れたハンファは強力打線だが波も大きく、この試合はわずか3安打に抑えられ首位トゥサンとのゲーム差が2に広がった。
[8回を無失点と好投したソン・ウンボム。]
キア 11−5 サムソン (大邱)
(勝)キム・ジヌ 1勝1敗 (敗)マゾーニ 2勝2敗
(本塁打) キア : キム・ジュヒョン 3,4号、ソン・ジファン 3,4号
最下位キアは1回表サムソンの先発の新外国人マゾーニから3番ソン・ジファンの犠牲フライ、6番キム・ジュヒョンの3ランで4点を先制した。さらに3回表サムソンの2番手イム・ドンギュからキム・ジュヒョンの2打席連続となる2ランでリードを広げ、4回表サムソンの3番手チャ・ウチャンからソン・ジファンの本塁打で1点を奪い、5回表ソン・ジファンの2打席連続本塁打となる3ランで、10−0と序盤で試合を決めた。
サムソンは6回裏、今季故障で出遅れ初先発となったキアのキム・ジヌから5番パク・チンマンのタイムリーで2点を追加したが、キアは7回表サムソンの4番手キム・ギテからソン・ジファンのタイムリーで1点を追加した。サムソンは7回裏2番キム・ジェゴルの犠牲フライなどで2点、8回裏キアの3番手ソン・ヨンミンから7番カン・ボンギュのタイムリーで1点を返したが、序盤に大量得点したキアが今季1チーム最多の22安打と打線が爆発し大勝した。これで7位ロッテとは2.5ゲーム差と、最下位脱出に光明が見えてきた。
キアの全打点はそれぞれ2本塁打を放ったソン・ジファン、キム・ジュヒョンが記録し、得点効率は安打数の割に高くはなかった。プロ11年目で2004年のキア移籍まであまり脚光を浴びることがなかったが、今季もセカンドのレギュラーを守っているソン・ジファンは4安打6打点と活躍した。その他には6番ソン・サンが4安打と活躍。エースとして期待されたが故障で出遅れ、チーム低迷の原因を作ったキム・ジヌはようやっと今季初勝利。敗れたサムソンはこれまでチーム防御率1位だったのが信じられないような投手陣の崩壊で、勝率5割に逆戻りした。
LG 12−4 現代 (水原)
(勝)チェ・ウォンホ 4勝4敗 (敗)キム・ソンテ 2勝1敗
(本塁打) LG ; チョ・インソン 6号、クォン・ヨングァン 3号 現代 : イ・テックン 8号
4連敗中のLGは1回表、現代の先発キム・ソンテから2番イ・ジョンヨルのタイムリー、5番パク・ヨンテクの犠牲フライ、6番チョ・インソン、8番キム・サンヒョンのタイムリーでキム・ソンテをノックアウトし、代わった2番手ノ・ビョンオから9番クォン・ヨングァンの犠牲フライも出て、この回打者一巡の猛攻で6点を先制した。現代は1回裏LGの先発チェ・ウォンホから3番イ・テックンの3試合連続本塁打で1点を返すが、LGは3回表ノ・ビョンオからクォン・ヨングァンのタイムリーで2点、5回表チョ・インソンの本塁打で1点を追加した。
現代は6回裏6番チョン・ソンフン、8番ホ・ジュンのタイムリーで3点を返したが、LGは7回表7番イ・ソンヨルのタイムリー、クォン・ヨングァンの2ランで3点を追加した。LGはリュ・テッキョン、シン・ユンホ、久しぶりの登板となった守護神ウ・ギュミンの継投で現代に反撃を許さず、17安打12得点と打線が爆発し連敗を4で止め、敗れたロッテに代わり6位に浮上した。チョ・インソンが3打点、クォン・ヨングァンが5打点と活躍した。現代も11安打だったが打線がつながらず、連勝は4で止まり再び勝率は5割を切った。
[LG打線を引っ張ったチョ・インソン。]