サムソン ３−６ 現代 （水原）
（勝）ファン・ドゥソン ２勝 （敗）アン・ジマン ２敗
（本塁打）現代 ： チョン・ソンフン １号
サムソンは2回表現代の先発チャン・ウォンサムから1点を先制し、現代は3回裏サムソンの先発イム・チャンヨンから3番ソン・ジマンのタイムリーで1−1の同点に追いつく。2006年新人ながら12勝をあげたチャン・ウォンサムは5回1失点に抑え、順調な調整ぶりを見せた。今季に復活をかけるかつてのエース、イム・チャンヨンも5回を1失点と先発ローテーション入りに前進した。現代は6回裏、サムソンの2番手アン・ジマンから6番チョン・ソンフンの3ランで勝ち越した。
サムソンも7回表現代の3番手イ・ヒョンスンから代打パク・チョンホのタイムリーで4−3と1点差に迫った。だが現代は8回表チョン・ソンフンのタイムリーなどで2点を追加し、その後は2年目の若手チョ・ヨンフンなどの継投で勝利した。正3塁手のチョン・ソンフンが決勝3ランを含む4打点と活躍した。王者サムソンは示範競技ここまで2勝6敗と、3連覇に向け不安な内容となっている。
[6回裏決勝3ランを打ったチョン・ソンフン(現代)]
ＳＫ ３−２ ハンファ （大田）
（勝）イ・ハンジン ２勝 （セーブ）チョン・デヒョン ４Ｓ （敗）チョ・ソンミン １敗
（本塁打） ＳＫ ： キム・ジェヒョン １号、パク・チェホン １号
ハンファは2回裏、ＳＫの先発の新外国人ロマノ(元広島)から8番ハン・サンフンの内野ゴロの間に1点を先制した。ＳＫは4回表ハンファの先発アン・ヨンミョンから3番キム・ジェヒョン、5番パク・チェホンの2本の本塁打で2−1と逆転すると、ハンファはその裏9番キム・ミンジェのタイムリーですかさず同点に追いつく。ＳＫは7回表、ハンファの2番手チョ・ソンミン(元読売)から勝ち越しのチャンスを作ると、代わった3番手の新人キム・ヒョンミンから途中出場のベテラン、チョン・ギョンベのタイムリーで勝ち越す。
ＳＫはイ・ハンジン、チョン・ウラム、ユン・ギルヒョン、チョン・デヒョンの継投でハンファに同点打を許さず、示範競技6勝目をあげた。ハンファは4番キム・テギュンが3安打、若手の7番キム・テワンが9安打などＳＫの8安打を上回っていたが、つながりを欠いていた。ＳＫは課題だった投手陣の底上げが進み、この試合もリリーフ陣が好投し勝利に貢献した。特に抑え候補のチョン・デヒョンは示範競技4セーブ目と、完璧な火消し役を務めている。
キア １−９ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）チェ・ヒャンナム １勝 （敗）キム・ジヌ ２敗
ロッテは1回裏、キアの先発キム・ジヌから4番イ・デホのタイムリーで1点を先制すると、2回裏1番パク・ヒョンスン、3番イ・イング、イ・デホ、6番チョン・ボミョンのタイムリーなど打者一巡の猛攻で7点を奪い、勝負を決めた。2006年10勝をあげたエースのキム・ジヌは、2回8失点と最悪の内容だった。ロッテは5回裏キアの2番手の若手左腕チン・ミンホから途中出場のソン・ヨンソクのタイムリーで1点を追加した。
ロッテの先発は2006年米国マイナーリーグでプレーしたチェ・ヒャンナムで、5回を被安打1の無失点で期待に応える好投を見せた。その後キム・スファ、ナ・スンヒョン、チェ・デソンなど若手投手もキアの反撃を押し出しの四球による1点に抑え、好調ロッテが示範競技3連勝で首位を守った。2006年の打撃三冠王イ・デホは2安打3打点と、示範競技は調子が上がっていないがこの試合では主砲らしい働きをした。なお、2回裏の攻撃中世捕手カン・ミンホがキム・ジヌから死球を受け途中退場し、チームに衝撃を与えた。
ＬＧ ３−３ トゥサン （馬山）
ＬＧは3回表トゥサンの先発キム・ミョンジェから3番パク・ヨンテクの犠牲フライなどで2点を先制し、4回表トゥサンの2番手ソ・ドンファから8番アン・ジェマンの犠牲フライで1点を追加した。キム・ミョンジェは4回途中打球を手に受け降板し、先発としての期待に応えられなかった。トゥサンは5回裏、それまで抑えられていたＬＧの先発の新外国人ハリッカラから8番アン・サンジュン、2番ユン・ジェグク、3番コ・ヨンミンのタイムリーで3−3の同点に追いついた。その後トゥサンはノ・ギョンウン、チョン・ソンフン、ク・ジャウンなど兵役から復帰した投手たちが、ＬＧはウ・ギュミン、元大リーガーのポン・ジュングンなどが相手に得点をゆるさず、試合は9回を終えても同点だったが規定により延長戦はなく、2007年示範競技初の引き分けとなった。
[5回裏古巣ＬＧ相手にタイムリーを打ったアン・サンジュン(トゥサン)]
