DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

[ハンファ]  ク・デソン(元オリックス)、投手最高年俸の6億3000万ウォン  ムン・ドンファンも契約更改

 ハンファは31日、これまで今期の契約を更改していなかったク・デソン(元オリックス)、ムン・ドンファン(34)と、春季キャンプ先のハワイで契約更改を行った。昨季6年ぶりに古巣へ復帰したク・デソンは、投手としては現役最高年俸となる8000万ウォン(約1030万円)増の6億3000万ウォン(約8130万円)となった。これは球界全体だとシム・ジョンス(サムソン)の7億5000万ウォン(約9680万円)に次ぐ2位の高年俸である。
 ク・デソン(37)は1993年から2000年までハンファの主力投手として活躍し、1996年には最多勝最優秀防御率、最多救援投手の三冠に輝き、MVPにも選ばれた。2001年から日本プロ野球オリックスへ移籍した。05年は米大リーグ・メッツに在籍し、昨季開幕前に古巣へ復帰した。2006年WBC(ワールドベースボールクラシック)では、韓国代表の主力投手として活躍しベスト4進出に大きく貢献した。オフには海外への再進出を検討したが、結局ハンファ残留となった。公式戦は守護神として59試合に登板、3勝4敗37S、防御率1.82。韓国でのプロ通算成績は9年間で64勝61敗187S、防御率2.72。今季も守護神としての活躍が引き続き期待される。
 ムン・ドンファンは8000万ウォン増の年俸2億3000万ウォン(約2970万円)となった。昨季は31試合に登板、16勝9敗1S、防御率3.05の成績で2年連続2ケタ勝利を記録し、高卒新人三冠王リュ・ヒョンジンとともに先発投手陣の柱として活躍し、チームの韓国シリーズ準優勝に貢献した。投手陣で先発を任せられる期待できる若手が少ない中、今季も先発の柱としての活躍が期待される。プロ10年間の通算成績は72勝61敗17S、防御率3.84。ハンファはこれで今季の契約対象者全員との契約更改を終えた。