KBO(韓国野球委員会)は31日、定期理事会を開き現代ユニコーンズの球団売却問題などについて話し合った。早急に解決すべきである現代売却問題についてはこれといった進展はなく、2007年最初の給与支払日である2月25日に球団が給与を選手たちに支払わなければ、緊急理事会を開催することを決定したにとどまった。
また、KBOは現行の球団別の地域縁故優先指名を2008年で廃止し、2009年から史上初の出身地(出身校)に関係なく全球団が指名できる全面ドラフトに移行することを決定した。現行では正式な本拠地を持たない現代以外の7球団が本拠地とする地域から、2次ドラフトで優先的に2名ずつを指名できた。KBOは全面ドラフトについて、球団間の戦力格差を縮小できる利点があるとしている。なお、2008年の1次ドラフトで各球団の指名枠は1人に減らされる。
また、以前選手の海外流出を防ぐため、韓国プロ野球に1度も所属せず海外の球団と契約し5年以上在籍した選手は、海外の球団を退団後は2年間韓国の球団でプレーすることはできないと規約に定められていたが、これを緩和することも決まった。だが海外進出した選手の優先交渉権は、その選手の出身地(出身校)を本拠地とする球団にある。