DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  ブランボー(元オリックス)が3年ぶりに復帰  キャラウェイと再契約

 現代は11日、今季の新外国人選手として2003年から04年まで活躍したクリフ・ブランボー(32)と契約金5万ドル(約600万円)、年俸25万ドル(約2990万円)の総額30万ドル(約3590万円)で契約した、と発表した。ブランボーは3年ぶりの現代復帰となる。
 ブランボーは1995年米大リーグ・レンジャースに入団し、2001年レンジャース、ロッキーズでメジャー経験がある。2003年シーズン途中、審判への暴行事件などで退団したマイカ・フランクリン(元阪神)に代わる外国人選手として入団した。公式戦70試合で打率.303、14本塁打、51打点と好成績を残すと、韓国シリーズでは10打点をあげる活躍でチームの優勝に貢献した。翌2004年は打率.343、33本塁打、105打点の成績で首位打者に輝き、チームの韓国シリーズ連覇の立役者となった。現代の2年間の通算成績は202試合に出場、打率.329、243安打、47本塁打、156打点、10盗塁。
 2005年日本プロ野球オリックスへ移籍し、主軸としての活躍が期待されたが、124試合に出場、打率.263、19本塁打、57打点と物足りない成績に終わった。昨季は不振でわずか47試合の出場、打率.223、5本塁打、12打点の成績で、10月に戦力外通告を受け退団した。オリックス2年間の通算成績は171試合に出場、打率.255、145安打、24本塁打、69打点、1盗塁。現代は2005年本塁打、打点の二冠王となったが昨季は怪我もあり不振で今年37歳になるラリー・サットンと契約せず(のちにキアと契約)、ブランボーとの交渉を進めてきた。
 また、現代は2005年から先発ローテーションの軸となり2年連続チーム最多勝となった外国人投手マイク・キャラウェイ(32)と、契約金5万ドル(約600万円)、年俸33万ドル(約3950万円)の総額38万ドル(約4550万円)で契約を結んだ。キャラウェイの昨季の成績は27試合に出場、14勝7敗、防御率2.87。現代での2年間の通算成績は59試合に出場、30勝16敗、防御率3.46。これで現代は今季の外国人選手2人が確定し、2人ともこれまでの韓国での経験を生かし投打の柱としてチームに貢献していくと思われる。