DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  自由契約となったマ・ヘヨンが復帰

 LGは14日、キム・ジェバク新監督の直々の要請により10月に自由契約となった大砲マ・ヘヨン内野手(36)を復帰させることにした。通算250本塁打以上の大砲マ・ヘヨンは昨季オフにキアから3対3の大型トレードでLGに移籍し、FA移籍したが満足のいく成績が残せなかったキアから新天地LGでの復帰が期待された。だが今季はわずか80試合の出場にとどまり、打率.270、5本塁打、28打点の成績しか残せず、8月中旬以降に2軍落ちすると1軍に復帰することはなかった。そして公式戦終了後の10月、今季最下位に低迷し大幅なチーム改革が断行されることになったため、期待に応えられなかったマ・ヘヨンは他の選手とともに自由契約となった。
 だがマ・ヘヨンは2003年オフにFAでキアへ移籍した際4年契約を結び、わずか2年で放出したキアに代わってLGが残り2年の契約を満了させることとなったため、来季マ・ヘヨンと契約する球団は今季と同じ4億ウォン(約5100万円)の高額年俸を払わなければならず、来年37歳になり近年衰えが著しいマ・ヘヨンを獲得する球団は結局現れなかった。一方LGは主軸打者のイ・ビョンギュがFAで日本プロ野球・中日へ移籍し、若手も有望株が少なく経験のある打者の補強が急務となり、マ・ヘヨンが再び必要となった。マ・ヘヨンは来年1月のキャンプからチームに合流予定。
 マ・ヘヨンは1995年大学卒業後ロッテへ入団し、1年目から主軸打者として活躍した。99年には打率.372で首位打者に輝き、チームの韓国シリーズ進出に貢献した。2001年にサムソンへ移籍し、3年連続30本塁打以上でイ・スンヨプ(読売)、ヤン・ジュンヒョクと最強のクリーンアップを組み、2002年の韓国シリーズではMVPに輝いた。2003年オフにFAでキアへ移籍したが、期待に応える成績を残せず首脳陣とも対立しLGへ放出された。通算成績はプロ12年間で1548試合に出場、打率.297、1596安打、257本塁打、992打点、46盗塁。