プレーオフ 第３戦
現代 ４−５ ハンファ （大田）
（勝）ムン・ドンファン １勝１敗 （セーブ）ク・デソン １勝３Ｓ （敗）ソン・シニョン １敗
（本塁打） 現代 ： サットン １号 ハンファ ： デービス １号、イ・ドヒョン １号
１勝１敗で迎えたプレーオフの第３戦は１万人以上の満員の観客を集め、ホームのハンファが１回裏現代の先発チョン・ジュンホ（今季14勝4敗）から５番イ・ボムホのタイムリーで２点を先制する。一方現代も２回表ハンファの先発で高卒新人三冠王リュ・ヒョンジン（今季18勝6敗1S）から４番サットンの本塁打で１点を返すが、ハンファも３回裏３番デービスの本塁打で１点を追加し、序盤からシーソーゲームとなる。ハンファは５回裏１番キム・ミンジェの２塁打で追加点のチャンスを作るとチョン・ジュンホはここで降板し、代わった２番手の新人イ・ヒョンスンから２番コ・ドンジンがタイムリーを打ち１点を追加した。
ハンファも６回表途中からリュ・ヒョンジンに代えて２番手チェ・ヨンピルをマウンドに送るが、現代の７番キム・ドンスと８番チェ・ジョングクの連続タイムリーで４−４の同点に追いつかれる。現代はこの回３番手として第１戦に先発したが負け投手となったムン・ドンファンまでマウンドに送り、相手に勝ち越し点はやらなかった。するとハンファは６回裏現代の３番手ソン・シニョンからイ・ドヒョンの本塁打で１点を勝ち越した。
ハンファは８回表途中からムン・ドンファンに代えて守護神ク・デソン（元オリックス）をマウンドに送り、逃げ切りを図った。ク・デソンは同点のピンチを招くものの勝負どころでは切れのあるスライダーで三振を奪い切り抜ける。現代も１点リードされた８回裏に守護神パク・チュンスを投入し勝負をかける。ハンファはこの回満塁のチャンスを作るが、現代も第２戦で先発した新人チャン・ウォンサムをリリーフで送りこのピンチをしのぎ、互いに総力戦となった。
ク・デソンは９回表も走者を出すものの最後は何とか抑え、ハンファが総力戦となった接戦を制し、対戦成績２勝１敗で韓国シリーズ進出に王手をかけた。ク・デソンはこのポストシーズンで１勝３セーブと守護神らしい最高の働きを続け、ポストシーズンの通算セーブ数を９としチョ・ウンチョン（ＳＫ）を抜き新記録を達成。現代は第２戦で負傷退場した強打の外野手ソン・ジマンの欠場が響いた。第４戦は17日18時から大田で行われ、予告先発は現代がキャラウェイ（今季14勝7敗、防御率2.87）、ハンファが史上初の200勝投手ソン・ジヌ（今季8勝8敗、防御率3.60）となっている。
（文責：ふるりん）
