サムソン ６−３ 現代 （水原）
（勝）イム・チャンヨン １勝 （敗）ソン・スンナク ６勝５敗
（本塁打） 現代 ： ホ・ジュン １号
２位現代は１回裏、公式戦優勝を決めたサムソンの先発の新人チョン・ホンジュンからチョン・ソンフンのタイムリーで１点を先制した。サムソンは４回表現代の先発ソン・スンナクからチョ・ヨンフンのタイムリーで１−１の同点に追いつくが、現代はその裏サムソンの２番手で今季初登板のイム・チャンヨンからチョン・ジュンホのタイムリーで１点を勝ち越す。サムソンは５回表キム・デイクの内野ゴロの間に３塁走者が生還し２−２の同点に追いつくと、６回表ヤン・ジュンヒョクのタイムリーで２点を勝ち越し、この回代わった現代の２番手の新人イ・ヒョンスンからパク・ハニのタイムリーで１点を追加した。
サムソンは８回表現代の４番手チョン・ジュンホから１点を追加し、６回以降クォン・ヒョク、パク・ソクチンなどの継投で現代に反撃を許さない。現代は９回裏サムソンの６番手チョン・ビョンホからホ・ジュンのプロ２年目での初本塁打で１点を返すが、反撃もここまでだった。今季ひじの手術からのリハビリで公式戦最終戦で初登板となったイム・チャンヨンが昨年６月以来の勝利投手となった。サムソンは21日からの韓国シリーズでの対戦が予想される２位現代に連勝し、今季の公式戦を終えた。同じく今季の公式戦を終えた２位現代は、13日から準プレーオフ（キア−ハンファ）の勝者とプレーオフを行い韓国シリーズ出場を目指す。今季この両チームの対戦は、２位現代が10勝8敗と勝ち越し意地を見せた。
ハンファ ６−０ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）ムン・ドンファン １６勝９敗１Ｓ （セーブ）リュ・ヒョンジン １８勝６敗１Ｓ （敗）リオス １２勝１６敗
（本塁打） ハンファ ： デービス ２１号
この試合に負けると準プレーオフに出場できなくなる５位トゥサンは、１回表先発リオスがキム・テギュン、イ・ボムホ、ペク・チェホのタイムリーで３位ハンファに４点を先制される。リオスは１回限りで交代し２回以降は２番手イ・ヘェチョンが好投するが、トゥサンはハンファの先発ムン・ドンファンに６回まで無得点に抑えられる。ハンファは７回表トゥサンの３番手キム・ドギュンからデービスの２ランでリードを広げると、７回裏から２番手として投手三冠王が確実な高卒新人リュ・ヒョンジンを登板させ、完封リレーで勝利した。
この敗戦でトゥサンの準プレーオフ出場はなくなり、この日４位キアがロッテに勝ちゲーム差が1.5に広がり、今季の単独５位が確定し、３年連続のポストシーズン進出はならず、昨季韓国シリーズでサムソンに４連敗した無念を晴らせなかった。観客動員の多いソウル・蚕室野球場を本拠地とするトゥサンとＬＧがそろってポストシーズンへ進出できなかったのは2003年以来３年ぶり。ムン・ドンファンは今季16勝目、リュ・ヒョンジンはプロ初セーブをあげ、２人ともキアとの準プレーオフ出場へ向けてよい調整をすることができた。打線では最近好調の１番チョ・ウォヌが３安打と活躍し勝利に貢献した。今季最終戦となったこの対戦はハンファが10勝8敗と勝ち越した。
ロッテ １−２ キア （光州）
（勝）ハン・ギジュ １０勝１１敗１Ｓ （敗）ナ・スンヒョン ３敗１６Ｓ
今季公式戦最終戦となったこの試合に勝てば、５位トゥサンの勝敗に関係なく準プレーオフ進出が決まる４位ハンファは１回裏７位ロッテの先発ヨム・ジョンソクからチャン・ソンホのタイムリーで１点を先制した。キアは３回表同点のピンチで先発イ・サンファを２番手ユン・ソンミンに交代させ、継投策でリードを守ろうとする。だがロッテは５回表ユン・ソンミンの暴投で１−１の同点に追いつき、試合は互いに勝ち越し点を奪えずこのまま延長戦に突入する。
だが絶対に負けられないキアは10回裏、ロッテの３番手の高卒新人ナ・スンヒョンから２死満塁とサヨナラ勝ちのチャンスを作ると、キム・ウォンソプのタイムリーでキアが延長戦を制し、本拠地光州のファンの前で２年ぶりの準プレーオフ出場を決めた。キアは昨季球団史上初の最下位から見事にチームを立て直し、８日から準プレーオフで３位ハンファと対戦する。８回から10回まで３番手としてロッテに勝ち越し点を許さなかった高卒新人ハン・ギジュが10勝目をあげた。ハン・ギジュは今季途中から中継ぎのロングリリーフに転向し、チームの４位進出に大きく貢献した。キアの３番チャン・ソンホは今季の打率が.306を記録し、1998年以来９年連続３割を達成。今季最終戦となったこの対戦は９勝９敗と五分の成績で終わった。
ＬＧ ３−４ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）チョン・ウラム ３勝３敗 （セーブ）チョン・デヒョン ８勝４敗１５Ｓ （敗）シム・スチャン １０勝９敗
（本塁打） ＬＧ ： パク・ヨンテク １６号
最下位ＬＧは１回表６位ＳＫの先発チェ・ビョンニョンからイ・ソンヨルのタイムリーなどで２点を先制すると、７回表ＳＫの３番手イ・ヨンウクからパク・ヨンテクのタイムリーで１点を追加した。ＳＫは６回までＬＧの先発チョン・ジェボクに抑えられていたが、７回裏ＬＧの２番手ベロカーからキム・ガンミンのタイムリーで１点を返す。ＬＧは８回裏３番手としてチーム最多勝のシム・スチャンを登板させるが、まずパク・チェホンの内野ゴロの間に３塁走者が生還し１点を返される。ＳＫはこの回ＬＧの４番手キム・ジェヒョン、５番手ウ・ギュミンからキム・ジェグの犠牲フライと高卒新人イ・ジェウォンのタイムリーで４−３と逆転する。
ＬＧの最後の反撃は５番手チョン・デヒョンが抑え、ＳＫが今季最終戦を本拠地仁川のファンの前で逆転勝ちで飾った。８回に登板したＳＫの４番手チョン・ウラムが勝利投手。決勝タイムリーを含む２安打を記録したイ・ジェウォンは、未来の正捕手としての期待を抱かせる活躍ぶりだった。一方球団史上初の年間最下位となったＬＧは、来季以降への光明が見えない８連敗で公式戦を終えた。これで公式戦全日程を終了した両チームの対戦成績は、最下位ＬＧが10勝8敗と勝ち越し意地を見せた。
