SK 7−3 サムソン (大邱)
(勝)チェ・ビョンニョン 2勝4敗 (敗)ハリッカラ 9勝5敗
(本塁打) SK : イ・ジニョン 8号
対サムソン戦11連敗中のSKは2回表、首位サムソンの先発ハリッカラからイ・ジニョンの2ランとキム・テギュンのタイムリーで3点を先制する。サムソンは2回裏SKの先発チェ・ビョンニョンからチン・ガビョンのタイムリーで1点を返し、4回裏相手のエラーでもう1点を返し3−2とする。だがSKは5回表パク・キョンワンのタイムリーなどで3点を追加しハリッカラをノックアウトし、7回表サムソンの3番手カン・ヨンシクからキム・ジェヒョンのタイムリーで1点を追加した。
サムソンは7回裏パク・チョンホのタイムリーで1点を返したが、その後はチョン・ウラム、チョ・ウンチョン、イ・ヨンウクの継投でサムソンの反撃を断ったSKが勝利し、対サムソン戦の連敗をついに止めた。敗れたサムソンは今季初の4連敗で、2位ハンファとは依然5ゲーム差があるものの独走態勢に待ったがかけられた。
ハンファ 5−3 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)リュ・ヒョンジン 14勝3敗 (セーブ)ク・デソン 1勝4敗23S (敗)チャン・ウォンジュン 5勝7敗
(本塁打) ハンファ : イ・ボムホ 11号 ロッテ : チェ・ギョンファン 2号
2位ハンファは2回表ロッテの先発チャン・ウォンジュンからイ・ボムホの本塁打で1点を先制すると、3回表イ・ボムホが満塁の場面で走者一掃の3点タイムリー2塁打を放ちリードを広げた。ハンファの先発の高卒新人リュ・ヒョンジンは6回まで無失点に抑えていたが、ロッテは7回裏新外国人ジョン・ゴールのタイムリーでやっと1点を返した。リュ・ヒョンジンは7回1失点で降板した。
ロッテは9回裏ハンファの2番手クォン・ジュンホンから代打チェ・ギョンファンの2ランで2点差としたが、最後は守護神ク・デソン(元オリックス)に抑えられ連勝を4に伸ばし、首位サムソンとのゲーム差も5に縮めた。自身の連勝も4に伸ばし最多勝争い独走となる14勝目をあげたリュ・ヒョンジンは、防御率(2.23)、奪三振(139個)で投手三部門トップを維持し続けている。なお最近不調のク・デソンは37日ぶりのセーブをあげた。
現代 6−0 LG (ソウル・蚕室)
(勝)チャン・ウォンサム 9勝5敗 (敗)シム・スチャン 8勝4敗
3位現代は1回表LGの先発シム・スチャンからイ・スンヨンのタイムリーで2点を先制した。現代はさらに4回表チェ・ジョングクのタイムリーで2点、5回表チョン・ソンフンの犠牲フライで1点を追加し6連勝中のシム・スチャンをマウンドから下ろした。現代の先発の新人チャン・ウォンサムは8回を無失点に抑えた。現代は9回表LGの3番手シン・ジェウンから1点を追加すると、最後は中継ぎとして活躍する新人イ・ヒョンスンが抑え大卒新人2人による継投で完封勝利を収めた。今季チャン・ウォンサムは大卒新人トップとなる9勝目をあげているが、同じ左腕ですでに14勝をあげている大物高卒新人リュ・ヒョンジンの陰に隠れてしまっている。だが開幕前評価の低かった現代の優勝争いに大きく貢献し、チームの勝ち頭として先発陣の軸となった。敗れたLGは打線もわずか3安打しか打てず、まったくいいところがなかった。
トゥサン 5−3 キア (光州)
(勝)ランデル 11勝4敗 (セーブ)チョン・ジェフン 1勝2敗26S (敗)チョン・ビョンドゥ 3勝5敗
(本塁打) トゥサン : ソン・シホン 2号
4位攻防戦となったこの試合は、4位トゥサンが3回表5位キアの先発チョン・ビョンドゥからソン・シホンの本塁打で1点を先制する。キアは4回裏トゥサンの先発ランデル(元読売)からチャン・ソンホのタイムリーで同点とするが、トゥサンも5回表チャン・ウォンジンの内野ゴロの間に1点を勝ち越す。さらに7回表アン・ギョンヒョンのタイムリーで1点を追加しチョン・ビョンドゥを降板させると、この回代わった2番手イ・サンファからホン・ソンフンのタイムリーでさらに1点を追加した。
キアは8回裏トゥサンの2番手キム・スンフェからチャン・ソンホとイ・ジェジュのタイムリーで2点を返し、4−3と1点差に迫るがトゥサンの守護神チョン・ジェフンに抑えられ、同点のチャンスを逃す。トゥサンは9回表キアの4番手パク・チョンテからホン・ソンフンのタイムリーで1点を追加すると、最後はチョン・ジェフンが抑えトゥサンが連敗を3で止め、キアとのゲーム差を1.5に広げた。ランデルはチーム最多の11勝目。敗れたキアは残塁が多くチャンスを生かしきれなかった。