DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   ハンファ、SKともに延長戦を制す

ハンファ 4−2 キア  (光州)
(勝)チ・ヨンギュ 1勝1敗  (セーブ)ク・デソン 3勝4敗35S  (敗)ユン・ソンミン 4勝5敗16S
本塁打) ハンファ : イ・ボムホ 20号
 3位ハンファは1回表4位キアの先発キム・ジヌからキム・テギュンの内野ゴロの間に3塁走者が生還し1点を先制する。キアは6回裏それまで抑えられていたハンファの先発ムン・ドンファンから、チャン・ソンホとイ・ジョンボム(元中日)のタイムリーで2−1と逆転する。ハンファは7回表キアの2番手の高卒新人ハン・ギジュから、シン・ギョンヒョンの併殺打の間に3塁走者が生還し2−2の同点に追いつく。試合はこのあとハン・ギジュ、ハンファの2番手クォン・ジュンホンの好投により互いに得点が奪えず、延長戦に突入する。
 キアは10回から抑えのユン・ソンミンを登板させるが、ハンファは11回表ユン・ソンミンからイ・ボムホが2試合連続の本塁打となる勝ち越し2ランを打つ。その裏は守護神ク・デソン(元オリックス)が何とか抑え、ハンファが延長戦を制して連勝を4に伸ばし4位キアとのゲーム差を3.5に広げた。10回裏3番手として登板したプロ15年目で37歳のベテランのチ・ヨンギュは2003年8月以来3年ぶりの勝利投手。2試合連続で決勝本塁打を放ったイ・ボムホは、3年連続の20本塁打を達成。またハンファのキム・インシク監督は、史上4人目の監督通算800勝を達成。敗れたキアはこの日試合のなかった5位トゥサンとのゲーム差が0.5に縮まり、ポストシーズン進出権を得られる4位の座が危うくなってきた。


ロッテ 4−5 SK  (仁川・文鶴)
(勝)チョン・ウラム 2勝3敗  (敗)キム・スファ 1勝7敗
本塁打) ロッテ : ソン・インホ 3号  SK : パク・キョンワン 13号、チョン・グヌ 8号
 7位ロッテは1回表6位SKの先発チェ・ビョンニョンからソン・インホの本塁打で1点を先制し、3回表チョン・スグンのタイムリーで1点を追加した。SKは5回裏ロッテの先発ヨム・ジョンソクからパク・キョンワン本塁打で1点を返すが、ロッテは8回表カン・ミンホの犠牲フライとチョン・ボミョンのタイムリーで2点を追加し、4−1とリードを広げた。
 SKは8回裏ロッテの2番手イ・ワンギからパク・チェホンのタイムリーで1点を返すと、9回裏ロッテの3番手ノ・ジャンジンからチョン・グヌの2ランで4−4の同点に追いつき、試合は延長戦に突入する。SKは11回裏ロッテの7番手キム・スファからサヨナラのチャンスを作ると、代わった8番手の高卒新人ナ・スンヒョンからキム・ドンゴンのタイムリーでサヨナラ勝ちした。10回表途中から登板したSKの5番手チョン・ウラムが勝ち投手。ロッテは4連敗。今季最終戦となったこの対戦は、10勝7敗1分とSKが勝ち越した。