LG−トゥサン(ソウル・蚕室)は雨天中止。
ハンファ 1−0 サムソン (大邱)
(勝)リュ・ヒョンジン 16勝4敗 (セーブ)ク・デソン 2勝4敗31S (敗)ブラウン 8勝7敗
(本塁打) ハンファ : イ・ボムホ 16号
試合は3位ハンファの先発の高卒新人リュ・ヒョンジン、首位サムソンの先発ブラウン(元阪神)の投手戦となり、6回まで両チーム無得点が続いた。試合の均衡が破れたのは7回表、ハンファがイ・ボムホの本塁打で1点を先制した時だった。リュ・ヒョンジンは被安打わずか3本と9回2死まで無得点に抑えたが、走者を出したところでマウンドを守護神ク・デソン(元阪神)に譲り、完封こそ逃したがハンファが1点差を守りきり勝利した。これでリュ・ヒョンジンは防御率を2.25とし1位の座に返り咲き、最多勝(16勝)、奪三振(169個)と合わせて2週間ぶりに投手三冠王となった。リュ・ヒョンジンはほぼ受賞を確実にしている新人王のみならず、このまま活躍を続ければシーズンMVP受賞も夢ではない。
現代 8−2 キア (光州)
(勝)キャラウェイ 10勝7敗 (敗)イ・ドンヒョン 4敗
(本塁打) 現代 : ソン・ジマン 9号、サットン 14号
2位現代は1回表キアの先発イ・ドンヒョンからソン・ジマンの先頭打者本塁打で先制し、この回サットンの2ランでリードを広げると、イ・ドンヒョンはわずか1死しか取れず降板する。代わった2番手パク・チョンテもチェ・ジョングクのタイムリーや3者連続押し出し四球で4点を奪われ、こちらも1アウトしか取れずに降板し、1回表だけで7−0と大差がついてしまった。キアは2回裏現代の先発キャラウェイからキム・サンフンのタイムリーで1点を返すが、その後はキャラウェイから得点を奪えなかった。
現代はキアの4番手シン・ヨンウンからキム・ドンスのタイムリーで1点を追加すると、キアもその裏現代の3番手シン・チョリンからイ・ジェジュの犠牲フライで1点を返すが、最後はファン・ドゥソンに抑えられ、現代が序盤の大量リードを余裕で守り勝利した。現代はハンファに敗れた首位サムソンとのゲーム差を7に縮めた。韓国2年目の外国人投手キャラウェイは2年連続の2ケタ勝利を達成。キアは先発イ・ドンヒョンの乱調が誤算だったが、それのみならず現代の12安打を上回る15安打を放ちながら残塁だらけで2点しか奪えなかった打線のふがいなさが目立った。
SK 4−0 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)シン・スンヒョン 7勝3敗 (敗)ヨム・ジョンソク 4勝8敗
ロッテは特別イベントとして、選手たちがこの試合に1984年、1992年の韓国シリーズを制した当時のオールドユニフォームに身を包んで臨んだ。SKは4回表ロッテの先発ヨム・ジョンソクからイ・デスとキム・テギュンのタイムリーで2点を先制する。さらに7回表ロッテの3番手ノ・スンウクからパク・チェホンのタイムリーで1点、8回表5番手の高卒新人ナ・スンヒョンからチェ・ジョンのタイムリーで1点を追加した。シン・スンヒョンは6回途中まで無得点に抑えると、その後はチョン・デヒョン、チョ・ヨンミンの完封リレーでSKが勝利した。これで試合が雨天中止となったトゥサンとゲーム差なしで並んだが、勝率で上回りSKが1日で5位に再浮上した。ロッテは縁起のいいユニフォームで必勝を期したが、わずか2安打の完封負けを喫してしまった。