DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  2位ハンファ、ムン・ドンファンが完投し5連勝  ホセ(ロッテ)、本塁打王争いトップの19号

サムソン 1−2 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)リオス 8勝11敗  (セーブ)チョン・ジェフン 1勝3敗29S  (敗)イム・ドンギュ 6勝5敗
 トゥサンは2回裏、首位サムソンの先発イム・ドンギュからカン・ドンウのタイムリーで1点を先制する。サムソンも6回表トゥサンの先発リオスからキム・ハンスの犠牲フライで1−1の同点とする。トゥサンは7回裏イム・ドンギュからチャンスを作りマウンドから引きずりおろすと、代わった3番手クォン・オジュンからアン・ギョンヒョンのタイムリーで1点を勝ち越す。リオスは8回を1失点に抑えると、最後は守護神チョン・ジェフンが抑えトゥサンが首位サムソン相手に1点のリードを守りきり勝利した。これでトゥサンは現代に敗れたSKに代わって2日ぶりに5位に浮上した。好投を続けていても勝ち星に恵まれなかったリオスは自身の連敗を3で止めた。  


LG 5−9 ハンファ  (大田)
(勝)ムン・ドンファン 13勝6敗1S  (敗)チョン・ジェボク 6勝9敗
本塁打) LG : オ・テグン 1号  ハンファ : デービス 14号、シム・グァンホ 4号、キム・テギュン 9号、イ・ボムホ 15号
 2位ハンファは3回裏LGの先発チョン・ジェボクからデービスの2ランで先制すると、LGは4回表ハンファの先発ムン・ドンファンからオ・テグンのプロ5年目の初本塁打で1点を返す。ハンファは5回裏コリアーとキム・テギュンのタイムリーで2点を追加するが、LGは6回表イ・ジョンヨル、イ・ビョンギュ、チェ・ギルソン、チョン・ウィユンの4本のタイムリーで5−4と逆転する。ハンファは6回裏シム・グァンホの2ランで逆転しチョン・ジェボクをノックアウトすると、この回相手のエラーで1点を追加した。
 ハンファは7回裏LGの2番手イ・スンホからキム・テギュンイ・ボムホ本塁打で2点を追加した。ムン・ドンファンは7回以降LGに反撃を許さず5失点で完投し、ハンファが本塁打攻勢で5連勝となり、首位サムソンとのゲーム差を7に縮めた。ムン・ドンファン最多勝争い2位となる13勝目。最下位LGは3連敗。


SK 0−4 現代  (水原)
(勝)キャラウェイ 9勝7敗  (敗)シン・スンヒョン 6勝3敗
 現代は5回裏SKの先発シン・スンヒョンからチョン・ジュンホのタイムリーで1点を先制し、6回裏SKの3番手チョ・ウンチョンからソン・ジマン、チョン・ジュンホ、イ・テックンの3者連続タイムリーで3点を追加した。現代の先発キャラウェイは7回を無失点に抑えると、8回以降はシン・チョリン、新人イ・ヒョンスン、守護神パク・チュンスの継投でSK打線に反撃を許さず、完封リレーで現代が勝利した。わずか5安打に抑えられたSKは、サムソンに勝ったトゥサンに代わって2日で6位に転落し、トゥサンと激しい順位争いを続けている。


キア 1−5 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)ソン・ミンハン 8勝5敗1S  (敗)キム・ジヌ 8勝3敗
本塁打) ロッテ : ホセ 19号
 18日、19日と台風の接近により2日連続で中止となったこの対戦は、ロッテは3回裏キアの先発キム・ジヌからイ・デホのタイムリーで1点を先制し、5回裏ホセの本塁打王争い単独トップとなる第19号本塁打で1点を追加した。8回裏キアの3番手ユン・ソンミンから新人ファン・ソンヨンと新外国人ジョン・ゴールのタイムリーで3点を追加し、ダメを押した。ロッテの先発ソン・ミンハンは9回に1点を失い完封こそ逃したが、エースらしい投球で見事に完投し7月9日以来の勝ち投手となり、本拠地釜山のファンたちに勝利をプレゼントした。キアは1回表先制点のチャンスを逃してしまい、ソン・ミンハンを波に乗せてしまったのが痛かった。