DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  各球場で熱いホームラン合戦、今季最多の全15本塁打が飛び交う

 投高打低が続く今季の韓国プロ野球で、17日の4試合では今季最多となる合計15本塁打が飛び交い、打撃戦が繰り広げられた。
サムソン 9−5 キア  (光州)
(勝)ペ・ヨンス 6勝8敗  (セーブ)オ・スンファン 2勝2敗35S (敗)チョン・ビョンドゥ 4勝6敗
本塁打) サムソン : チン・ガビョン 5,6号、チョ・ドンチャン 6号 キア : キム・ジュヒョン 2号、ハン・ギュシク 2号
首位サムソンは2回表キアの先発チョン・ビョンドゥからチン・ガビョンの本塁打で1点を先制すると、この回パク・ハニ、ヤン・ジュンヒョク、パク・チンマンのタイムリーで合計6点を奪い、チョン・ビョンドゥをノックアウトした。キアもその裏サムソンの先発ペ・ヨンスからキム・サンフンとソン・ジファンのタイムリーで2点を返す。サムソンは7回表キアの4番手チャ・ジョンミンからチョ・ドンチャンとチン・ガビョンの本塁打で3点を追加すると、ペ・ヨンスは7回途中まで2失点で降板する。キアは8回裏サムソンの3番手チェ・ヒョンジクからキム・ギョンオンのタイムリーで1点、9回裏4番手の新人キム・ヒョナムからキム・ジュヒョンとハン・ギュシクの本塁打で2点を返すが、最後は守護神オ・スンファンに抑えられサムソンが勝利した。サムソンではパク・ハニが4安打1打点、チン・ガビョンが2本塁打3打点で勝利に貢献した。キアはサムソンの13安打を上回る15安打を放ちながら、打線が繋がらなかった。


トゥサン 1−7 現代  (水原)
(勝)チョン・ジュンホ 10勝1敗1S  (セーブ)パク・チュンス 3勝4敗29S (敗)キム・ミョンジェ 9敗
本塁打) 現代 : チョン・ソンフン 12号、サットン 11号、ソン・ジマン 7号
 2位現代は2回裏トゥサンの先発キム・ミョンジェからチョン・ソンフンの2ランで先制する。現代の先発チョン・ジュンホは走者を出しながらもトゥサンに得点を許さない。現代は6回裏サットンの3ランでリードを広げる。チョン・ジュンホは7回を無失点で降板した。トゥサンは8回表現代の3番手シン・チョリンからアン・ギョンヒョンの犠牲フライで1点を返すが、現代はその裏ソン・ジマンの2ランでダメを押した。最後は守護神パク・チュンスが抑え、現代が3本塁打でトゥサンに快勝した。自身9連勝でチーム最多の10勝目をあげたチョン・ジュンホは、2001年以来5年ぶりの2ケタ勝利を達成。今季勝ち星なしの9敗目を喫したキム・ミョンジェは、被安打4本中本塁打が3本と一発病に泣いた。


ハンファ 7−4 SK  (仁川・文鶴)
(勝)チャ・ミョンジュ 2勝  (セーブ)ク・デソン 1勝4敗28S (敗)チェ・ビョンニョン 4勝5敗
本塁打) ハンファ : イ・ボムホ 13号、シム・グァンホ 3号 SK : チョン・グヌ 6号、パク・キョンワン 9号
 SKは1回裏ハンファの先発アン・ヨンミョンからチョン・グヌの先頭打者本塁打で1点を先制する。ハンファは2回表SKの先発チェ・ビョンニョンからイ・ボムホの2ランで逆転するが、SKはその裏パク・チェサンの犠牲フライで同点に追いつき、4回裏パク・キョンワン本塁打で1点を勝ち越す。ハンファは5回表キム・テギュンと居・ドヒョンのタイムリーで5−3と逆転する。SKもその裏ハンファの2番手キム・ペンマンからチョン・グヌの犠牲フライで1点差とした。ハンファは6回表シム・グァンホの本塁打で1点を追加しチェ・ビョンニョンをノックアウトすると、この回代わった2番手パク・ヒィスからデービスのタイムリーでもう1点を追加した。ハンファはその後チャ・ミョンジュ、ソ・ミヌク、キム・ヘニム、守護神ク・デソン(元オリックス)の必死の継投で何とかSKの反撃を断ち勝利した。



ロッテ 10−13 LG  (ソウル・蚕室)
(勝)イ・スンホ 8勝7敗  (セーブ)ウ・ギュミン 3勝3敗11S  (敗)チャン・ウォンジュン 5勝9敗
本塁打) ロッテ : パク・ヒョンスン 2号 LG : パク・ヨンテク 10号、パク・ピョンホ 5号
 最下位攻防戦の第3ラウンドは、LGが1回裏ロッテの先発チャン・ウォンジュンからイ・ビョンギュのタイムリーや相手のエラーで2点を先制すると、2回裏イ・ビョンギュの2打席連続タイムリーで2点を追加した。ロッテは3回表LGの先発シン・ジェウンからイ・デホのタイムリーで2点を返し、4回表LGの2番手イ・スンホからパク・ヒョンスンの本塁打で4−3と1点差にする。だがLGは4回裏相手のエラーやパク・ヨンテクの3ランでチャン・ウォンジュンをノックアウトすると、代わった2番手イ・ジョンミンからパク・ピョンホの本塁打で10−3と大きくリードを広げた。だがロッテは5回表カン・ミンホとイ・ウォンソクのタイムリーで4点を返す。
 LGは6回裏ロッテの4番手ナ・スンヒョンからチョ・インソンのタイムリーで1点、7回裏ロッテの6番手ノ・スンウクからチェ・ドンスのタイムリーで1点を追加した。ロッテは8回表LGの4番手チャン・ジュングァンからパク・ヒョンスンのタイムリーで1点を返し、LGはその裏ロッテの7番手チョ・ジョンフンからパク・キョンスのタイムリーで1点を追加した。ロッテは9回表LGの新守護神ウ・ギュミンからパク・ヨンスのタイムリーとホセの犠牲フライで2点を返すが、反撃もここまでだった。両チーム合わせて32安打の打撃戦を制したLGは、この最下位攻防戦を2勝1敗と勝ち越し今後に弾みを付けた。