投高打低が続く今季の韓国プロ野球で、17日の4試合では今季最多となる合計15本塁打が飛び交い、打撃戦が繰り広げられた。
サムソン 9−5 キア (光州)
(勝)ペ・ヨンス 6勝8敗 (セーブ)オ・スンファン 2勝2敗35S (敗)チョン・ビョンドゥ 4勝6敗
(本塁打) サムソン : チン・ガビョン 5,6号、チョ・ドンチャン 6号 キア : キム・ジュヒョン 2号、ハン・ギュシク 2号
首位サムソンは2回表キアの先発チョン・ビョンドゥからチン・ガビョンの本塁打で1点を先制すると、この回パク・ハニ、ヤン・ジュンヒョク、パク・チンマンのタイムリーで合計6点を奪い、チョン・ビョンドゥをノックアウトした。キアもその裏サムソンの先発ペ・ヨンスからキム・サンフンとソン・ジファンのタイムリーで2点を返す。サムソンは7回表キアの4番手チャ・ジョンミンからチョ・ドンチャンとチン・ガビョンの本塁打で3点を追加すると、ペ・ヨンスは7回途中まで2失点で降板する。キアは8回裏サムソンの3番手チェ・ヒョンジクからキム・ギョンオンのタイムリーで1点、9回裏4番手の新人キム・ヒョナムからキム・ジュヒョンとハン・ギュシクの本塁打で2点を返すが、最後は守護神オ・スンファンに抑えられサムソンが勝利した。サムソンではパク・ハニが4安打1打点、チン・ガビョンが2本塁打3打点で勝利に貢献した。キアはサムソンの13安打を上回る15安打を放ちながら、打線が繋がらなかった。
トゥサン 1−7 現代 (水原)
(勝)チョン・ジュンホ 10勝1敗1S (セーブ)パク・チュンス 3勝4敗29S (敗)キム・ミョンジェ 9敗
(本塁打) 現代 : チョン・ソンフン 12号、サットン 11号、ソン・ジマン 7号
2位現代は2回裏トゥサンの先発キム・ミョンジェからチョン・ソンフンの2ランで先制する。現代の先発チョン・ジュンホは走者を出しながらもトゥサンに得点を許さない。現代は6回裏サットンの3ランでリードを広げる。チョン・ジュンホは7回を無失点で降板した。トゥサンは8回表現代の3番手シン・チョリンからアン・ギョンヒョンの犠牲フライで1点を返すが、現代はその裏ソン・ジマンの2ランでダメを押した。最後は守護神パク・チュンスが抑え、現代が3本塁打でトゥサンに快勝した。自身9連勝でチーム最多の10勝目をあげたチョン・ジュンホは、2001年以来5年ぶりの2ケタ勝利を達成。今季勝ち星なしの9敗目を喫したキム・ミョンジェは、被安打4本中本塁打が3本と一発病に泣いた。
ハンファ 7−4 SK (仁川・文鶴)
(勝)チャ・ミョンジュ 2勝 (セーブ)ク・デソン 1勝4敗28S (敗)チェ・ビョンニョン 4勝5敗
(本塁打) ハンファ : イ・ボムホ 13号、シム・グァンホ 3号 SK : チョン・グヌ 6号、パク・キョンワン 9号
SKは1回裏ハンファの先発アン・ヨンミョンからチョン・グヌの先頭打者本塁打で1点を先制する。ハンファは2回表SKの先発チェ・ビョンニョンからイ・ボムホの2ランで逆転するが、SKはその裏パク・チェサンの犠牲フライで同点に追いつき、4回裏パク・キョンワンの本塁打で1点を勝ち越す。ハンファは5回表キム・テギュンと居・ドヒョンのタイムリーで5−3と逆転する。SKもその裏ハンファの2番手キム・ペンマンからチョン・グヌの犠牲フライで1点差とした。ハンファは6回表シム・グァンホの本塁打で1点を追加しチェ・ビョンニョンをノックアウトすると、この回代わった2番手パク・ヒィスからデービスのタイムリーでもう1点を追加した。ハンファはその後チャ・ミョンジュ、ソ・ミヌク、キム・ヘニム、守護神ク・デソン(元オリックス)の必死の継投で何とかSKの反撃を断ち勝利した。
ロッテ 10−13 LG (ソウル・蚕室)
(勝)イ・スンホ 8勝7敗 (セーブ)ウ・ギュミン 3勝3敗11S (敗)チャン・ウォンジュン 5勝9敗
(本塁打) ロッテ : パク・ヒョンスン 2号 LG : パク・ヨンテク 10号、パク・ピョンホ 5号
最下位攻防戦の第3ラウンドは、LGが1回裏ロッテの先発チャン・ウォンジュンからイ・ビョンギュのタイムリーや相手のエラーで2点を先制すると、2回裏イ・ビョンギュの2打席連続タイムリーで2点を追加した。ロッテは3回表LGの先発シン・ジェウンからイ・デホのタイムリーで2点を返し、4回表LGの2番手イ・スンホからパク・ヒョンスンの本塁打で4−3と1点差にする。だがLGは4回裏相手のエラーやパク・ヨンテクの3ランでチャン・ウォンジュンをノックアウトすると、代わった2番手イ・ジョンミンからパク・ピョンホの本塁打で10−3と大きくリードを広げた。だがロッテは5回表カン・ミンホとイ・ウォンソクのタイムリーで4点を返す。
LGは6回裏ロッテの4番手ナ・スンヒョンからチョ・インソンのタイムリーで1点、7回裏ロッテの6番手ノ・スンウクからチェ・ドンスのタイムリーで1点を追加した。ロッテは8回表LGの4番手チャン・ジュングァンからパク・ヒョンスンのタイムリーで1点を返し、LGはその裏ロッテの7番手チョ・ジョンフンからパク・キョンスのタイムリーで1点を追加した。ロッテは9回表LGの新守護神ウ・ギュミンからパク・ヨンスのタイムリーとホセの犠牲フライで2点を返すが、反撃もここまでだった。両チーム合わせて32安打の打撃戦を制したLGは、この最下位攻防戦を2勝1敗と勝ち越し今後に弾みを付けた。