ハンファ 3−0 現代 (水原)
(勝)リュ・ヒョンジン 8勝1敗 (セーブ)ク・デソン 16S (敗)キム・スギョン 1敗
(本塁打) ハンファ : コリアー 3号
首位攻防戦となったこの対戦は、2位ハンファは3回表現代の先発キム・スギョンからイ・ドヒョンのタイムリーで1点を先制する。ハンファは5回表コリアーの本塁打で1点、6回表キム・ミンジェの内野ゴロの間に3塁走者が生還し1点を追加していく。ハンファの先発で大型高卒新人リュ・ヒョンジンは2回に2安打を許しただけで、それ以外は無安打に抑え8回までに自己最多の12奪三振を記録した。
最終回は守護神ク・デソン(元オリックス)が抑え、ハンファが完封リレーで首位攻防戦第1ラウンドを制し、7日ぶりに首位を奪還した。リュ・ヒョンジンは同僚のムン・ドンファンと並ぶ最多勝争いトップタイの8勝目をあげ、奪三振数を82個まで伸ばし同部門トップである。かつて現代の主力投手として活躍したキム・スギョンは故障からの復帰を図る今季初勝利を狙ったが、打線の援護がなかった。敗れた現代はサムソンがキアに勝ったため、首位から2位とゲーム差なしの3位に転落した。
キア 1−3 サムソン (大邱)
(勝)クォン・オジュン 6勝 (セーブ)オ・スンファン 1勝1敗19S (敗)グレイシンガー 3勝5敗
キアは3回表サムソンの先発ハリッカラからチャン・ソンホのタイムリーで1点を先制する。キアの先発グレイシンガーに抑えられていたサムソンは6回裏ヤン・ジュンヒョクのタイムリーで1−1の同点に追いつく。サムソンは8回裏パク・ハニのタイムリーで1点を勝ち越しグレイシンガーを降板させると、代わったキアの2番手ユン・ソンミンからヤン・ジュンヒョクの2打席連続タイムリーで1点を追加した。
最後は守護神オ・スンファンが抑えサムソンが逆転勝ちし、首位だった現代がハンファに敗れたため、3位現代とゲーム差なし、首位現代とは0.5ゲーム差の2位に浮上した。これで首位争いはハンファ、サムソン、現代の3チームが0.5ゲーム差にひしめく混戦となった。同点の場面で2番手として登板した中継ぎ陣の柱クォン・オジュンは6勝目。5位キアは大型連敗もないが連勝もなく、勝率5割前後をなかなか抜け出せない。
SK 4−2 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)イ・ヨンウク 1勝2敗 (セーブ)チョン・デヒョン 3勝1敗9S (敗)チュ・ヒョングァン 2敗
(本塁打) ロッテ : ホセ 7号
SKは1回表ロッテの先発チュ・ヒョングァンから1軍に復帰したばかりの正二塁手チョン・ギョンベのタイムリーで1点を先制すると、5回表チョン・グヌのタイムリーで1点を追加した。ロッテは5回裏SKの先発イ・ヨンウクからホセの本塁打で2−1と1点差にする。だがホセは6回裏満塁のチャンスで三振に倒れると、SKは7回表ロッテの2番手イ・ジョンミンからチョン・ギョンベの犠打で1点を追加した。
SKは8回表ロッテの4番手ノ・スンウクからパク・キョンワンの犠牲フライで1点を追加する。ロッテは9回裏SKの抑えチョン・デヒョンからソン・インホのタイムリーで1点を返したが、反撃もそこまでだった。プロ4年目のイ・ヨンウクは、今季初勝利を感激のプロ初先発勝利で飾った。
LG 1−4 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)ランデル 5勝3敗 (セーブ)チョン・ジェフン 1勝1敗14S (敗)チェ・ウォンホ 1勝4敗
(本塁打) トゥサン : チェ・ジュンソク 1号
LGは1回表トゥサンの先発ランデル(元読売)から主将イ・ビョンギュのタイムリーで1点を先制するが、トゥサンはその裏LGの先発チェ・ウォンホからチェ・ジュンソクのロッテからの移籍後初本塁打となる3ランで逆転する。トゥサンはその後追加点のチャンスを生かせなかったが、ランデルは7回途中まで1失点に抑えた。そして8回裏LGの3番手チン・ピルジュンからイム・ジェチョルのタイムリーで1点を追加した。最後は守護神チョン・ジェフンが抑えトゥサンが逆転勝ちした。