DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

 WBC韓国代表、2次リーグで米国相手に2勝目

米国 3−7 韓国(米国・エンゼルスタジアム
(勝)ソン・ミンハン 2勝  (敗)ウィリス 1敗
本塁打) 米国 : グリフィー 3号  韓国 : イ・スンヨプ 5号、チェ・ヒィソプ 1号
 2次リーグ・プール1の緒戦、メキシコ戦に勝利した第1回WBC(ワールドベースボールクラシック)韓国代表は14日(以下韓国時間)、優勝候補の大本命米国代表と第2戦を行った。韓国は不振のイ・ビョンギュ(LG)を1番から9番に降格させ、4番チェ・ヒィソプ(米大リーグ・ドジャース)をスタメンから外し、代役にキム・テギュン(ハンファ)を置くなど打線のてこ入れを行った。
 米国は1回表韓国の先発ソン・ミンハン(ロッテ)からチャンスを作るが、先制点を奪えなかった。韓国はその裏米国の先発ウィリスからイ・スンヨプが4試合連続となる本塁打を放ち、1点を先制する。さらにこの回韓国はイ・ボムホ(ハンファ)のタイムリーで1点を追加する。米国は3回表グリフィーの本塁打で1点を返すが、その裏韓国はイ・ボムホの内野ゴロの間に3塁走者が生還し、1点を追加し3−1とする。
 米国は4回表、韓国の2番手チョン・ビョンドゥ(キア)から2つ四球を選び同点のチャンスを作るが、3番手キム・ビョンヒョンが3つのアウトをすべて三振で奪い、流れを米国に傾かせない。するとその裏、前の打席で死球を受けたキム・テギュンに代わってチェ・ヒィソプが2死1,2塁のチャンスで打席に立ち、米国の2番手ウィーラーから3ランを放ち、6−1と韓国がリードを広げた。
 韓国は6回裏、米国の3番手ティムリンからこの大会初スタメンの二塁手キム・ミンジェ(ハンファ)のタイムリーで1点を追加する。5回表1死1,2塁のピンチで登板しパク・チンマンの攻守もありここを併殺で切り抜けた韓国の4番手ク・デソン(ハンファ)は、8回途中まで何とかアメリカに反撃を許さなかった。8回表からマウンドに上がった韓国の5番手チョン・デヒョン(SK)は、引き続き9回のマウンドにも上がった。
 だが米国はチャンスを作りグリフィーのタイムリーなどで2点を返すと、9回2死ながらも韓国は6番手オ・スンファン(サムソン)をマウンドに送る。オ・スンファンは期待にこたえ最後の打者を内野ゴロに打ち取り、韓国が見事な試合運びで米国に勝利した。韓国は10安打で7得点だったが、米国は9安打ながらも韓国投手陣に要所を抑えられ3得点にとどまったのが痛かった。
 次の試合は2次リーグ最終戦・日本戦(16日12時)であり、両国にとって準決勝進出がかかる史上最高の大一番となる可能性がある。