DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  アジアシリーズ2005第3戦、興農に辛勝し千葉ロッテとの決勝進出

興農 3−4 サムソン  (東京ドーム)

(勝)ハリッカラ 1勝   (セーブ)オ・スンファン 1S  (敗)勇壮〈マルティネス〉 1敗
 互いに大会成績1勝1敗で、勝ったほうが千葉ロッテとの決勝に進出できるアジアシリーズ2005第3戦、サムソン−興農(台湾代表)戦は12日19時から開始された。サムソンは1回裏、興農の先発勇壮(オズワルド・マルティネス)から四球2個、死球1個ずつで無死満塁のチャンスを作り、キム・ハンスの犠牲フライでまず3塁走者が生還すると、相手の送球がそれる間に2塁走者も生還し、2点を先制する。さらにキム・デイクの犠牲フライで1点を追加する。
 サムソンは2回裏、2死2塁のチャンスでパク・ハニの内野ゴロを相手のショートが1塁へ悪送球すると2塁走者が生還し1点を追加し、4−0とリードを広げた。3回裏には1死2.3塁のチャンスを作るが、パク・チンマンが内野ゴロに打ち取られると3塁走者ヤン・ジュンヒョクが塁間で挟殺され、追加点をあげられなかった。すると興農は5回表、それまで好投していたサムソンの先発ハリッカラから葉君璋、余賢明のタイムリーで4−3と1点差に迫る。サムソン打線は4回以降、興農の2番手克提茲(ジョージ・コルテス)からヒット2本しか打てず抑え込まれてしまった。
 サムソンは6回に2番手で中継ぎエースのクォン・オジュン、7回に3番手で明日の決勝で先発が予想されていたエースのペ・ヨンス、8回に4番手アン・ジマン、9回は守護神オ・スンファンと豪華リレーで興農に反撃を許さず、1点差を守りきって決勝進出を決めた。12時から開始された千葉ロッテ(日本代表)−チャイナスターズ中国プロ野球選抜)は3−1で千葉ロッテが逆転勝ちした。注目のイ・スンヨプはこの試合に出場しなかった。
 サムソンは13日18時から、11日の対戦では6−2で敗れた千葉ロッテと、初代アジア王座の座をかけて戦う。サムソンの先発はエースのペ・ヨンス(31試合、11勝11敗2S、防御率2.86)、千葉ロッテの先発は渡辺俊介となっている。かつてサムソンで活躍したイ・スンヨプペ・ヨンスらサムソン投手陣の対決にも注目が集まる。


(文責:ふるりん