DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  2005年韓国シリーズ:サムソン−トゥサン、15日より開幕

 ポストシーズンもいよいよクライマックスの韓国シリーズを迎える。ハンファとのプレーオフで3連勝したトゥサン(公式戦2位)と、万全の体制で迎え撃つサムソン(公式戦優勝)の対決となり、15日14時にサムソンの本拠地:大邱大邱)で開幕する。(7戦4先勝)。なお、優勝チームはアジアシリーズ(11月10−13日、日本・東京ドーム)への出場権を得る。
 両チームの韓国シリーズでの対決は2001年以来4年ぶり。この時はトゥサンが4勝2敗で優勝した。なお両チームは昨季のポストシーズンプレーオフでも対戦しているが、サムソンが3勝1敗で韓国シリーズ進出を決めた。トゥサンは昨季のリベンジを果たし、4年ぶり4度目のシリーズ優勝を果たすことができるか(通算4回出場)。サムソンは4年前のリベンジを果たし、3年ぶり2度目のシリーズ優勝を成し遂げられるか(通算8回出場)。
 サムソンのソン・ドンヨル監督(元中日)は新人監督にして初の韓国シリーズ出場の偉業を達成した。同じく史上初となる新人監督の韓国シリーズ優勝監督の偉業も成し遂げられるだろうか。トゥサンのキム・ギョンムン監督は2年目にして初の韓国シリーズ優勝監督になることができるか。監督同士の対決にも要注目である。
 試合日程は以下の通り。なお試合は公式戦と違い、延長戦に突入した場合は時間無制限で15回まで行われ、決着がつかなかった場合は再試合が行われる。そのため、延長12回、試合時間が4時間までに制限され、3試合も引き分けとなり第9戦までもつれ込んだ昨季の韓国シリーズ(現代−サムソン)のような事態は起こらないであろう。雨天などで中止になった場合は、翌日以降の日程を1日繰り下げることとなる。


第1戦 : トゥサン−サムソン(大邱)     10月15日(土)14時
第2戦 : トゥサン−サムソン(大邱)     10月16日(日)14時
第3戦 : サムソン−トゥサン(ソウル・蚕室)10月18日(火)18時
第4戦 : サムソン−トゥサン(ソウル・蚕室)10月19日(水)18時
第5戦 : サムソン−トゥサン(ソウル・蚕室)10月20日(木)18時
第6戦 : トゥサン−サムソン(大邱)     10月22日(土)14時
第7戦 : トゥサン−サムソン(大邱)     10月23日(日)14時
 第1戦の予告先発はサムソンがハリッカラ(11試合、3勝2敗、防御率3.71)、トゥサンがリオス(32試合、15勝13敗、防御率3.51)となっている。両チームともに外国人選手が先発投手となったのは韓国シリーズ史上初。すでに大邱での第1,2戦の入場券はインターネットなどによる前売り販売で売り切れとなった。第1戦の始球式は人気女性タレントのハン・ヒェジン、国歌斉唱は歌手パク・チョンヒョンがつとめる。