DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  2005年オールスターゲーム、華やかな前夜祭  ペ・ヨンス(サムソン)、パク・ミョンファン(トゥサン)、オールスター戦欠場

 2005年のオールスターゲームは15日、SKの本拠地の仁川・文鶴(ムナク)野球場で前夜祭が盛大に行われた。まずファンたちによる野球クイズ大会が開かれ、次に過去の名選手たちによるスピードガンコンテストが行われ、かつて国宝級投手として活躍し、日本でもよく知られたサムソンのソン・ドンヨル監督(元中日)が138kmを出し優勝した。その次にプロ野球の投手たちによるホームラン競争が行われ7名が参加し、外国人投手キャラウェイ(現代)が優勝した。
 そして球界を代表するスラッガーたちによるホームラン競争が行われ、先日引退を表明した数々の通算記録を持つ大打者チャン・ジョンフン(ハンファ)を含む全13名が参加した。競争はトーナメント形式で行われ、準決勝ではパク・チェホン(SK)とパク・ヨンテク(LG)、キム・テギュン(ハンファ)とヤン・ジュンヒョク(サムソン)が対戦し、パク・チェホンとキム・テギュンが明日16日のオールスター戦5回終了後に行われる決勝戦で対戦することとなった。
 その後前夜祭最大の目玉である韓国プロ野球指導者(KBOオールスター)対韓国アマチュア野球指導者(KBAオールスター)による、プロ野球OBオールスター戦が始まった。試合は7回まで行われ、KBOが5−4で逆転勝ちした。MVPにはKBOの抑えとして7回表に登板し、3者連続三振でチームを勝利に導いたソン・ドンヨルが選ばれた。


 なお、ペ・ヨンス(サムソン)は右足首の負傷で、パク・ミョンファン(トゥサン)は右肩の負傷により急きょオールスター戦の出場を辞退した。今季パク・ミョンファンは10勝、ペ・ヨンスは9勝をあげ、両名とも韓国プロ野球を代表する投手である。なお両名が参加する予定だった東軍には、クォン・オジュン投手(サムソン)とキム・ミョンジェ投手(トゥサン)が参加することとなった。クォン・オジュンの今季成績は33試合に出場、1勝1敗17S、防御率2.25。キム・ミョンジェの今季成績は16試合に出場、4勝6敗、防御率5.30で、高卒ルーキーながらも先発ローテーション入りする活躍を見せている。(成績は7月14日現在)