韓国シリーズ第６戦 現代 ０−１ サムソン （ソウル・蚕室）
（勝）クォン・オジュン １勝 （敗）シン・チョリン １敗
韓国シリーズ第６戦は、大勢の観客を蚕室（チャムシル）野球場に集め、現代の先発がキム・スギョン、サムソンの先発がキム・ジヌンで始まった。試合は投手戦となり、スコアボードに０が並び続けた。
特にキム・スギョンは、３回から４回までシリーズ新記録となる５者連続三振を奪うなど、８回途中まで11奪三振無失点の好投を見せる。一方でキム・ジヌンは四死球が多く不安定な投球内容だったが、現代打線の不発にも助けられ６回途中まで無失点に抑える。サムソンの２番手クォン・オジュンは見事なピッチングで現代に得点を許さない。
このまま第４戦と同じく０−０のまま延長戦に突入するかと思われたが、９回裏にドラマが待っていた。１死後サムソンは現代のリリーフのシン・チョリンから、相手のエラーなどで満塁のチャンスを作る。そしてロペスが押し出しの四球を選び、サムソンがサヨナラ勝ちを納めた。韓国シリーズなどポストシーズンでのサヨナラ押し出し四球は、史上３度目となった。
サムソンは対戦成績を２勝２敗２分とし、これによって４戦先勝の韓国シリーズでは第７戦でも決着がつかないため、史上初の第８戦開催が決定した。第７戦は29日18時から、第８戦は30日17時から蚕室野球場で行なわれる。第７戦の先発は現代がチョン・ミンテ（元読売）、サムソンがチョン・ビョンホと発表された。
