DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

FAナ・ソンボム外野手と契約

 キアタイガーズは12月23日、2022年のFA(フリーエージェント)選手だったナ・ソンボム外野手(32)と契約期間6年、契約金60億ウォン、年俸60億ウォン、オプション30億ウォンの総額最大150億ウォンで契約した。

 左打者のナ・ソンボムは大学卒業後の2012年に新球団NCダイノスへ入団、NCが本格的に一軍へ参入した2013年より主力の外野手として活躍を続けた。2014年仁川アジア競技大会に韓国代表として出場、優勝により兵役免除の恩典を受けた。2015 WBSCプレミア12にも韓国代表として出場した。2020年は自身最多の34本塁打を記録し、NCの韓国シリーズ初優勝に貢献した。2021年は144試合に出場、打率.281、33本塁打、101打点、1盗塁の成績で、シーズン終了後に初のFAとなった。プロ10年間の通算成績は1081試合に出場、打率.312、1330安打、212本塁打、830打点、94盗塁。

 

(文責 : ふるりん

FAパク・ヘミンの補償選手はキム・ジェソン捕手

 サムソンライオンズは12月22日、LGツインスへ移籍したパク・ヘミン外野手(31)の補償選手としてキム・ジェソン捕手(25)を指名した。

 左打者のキム・ジェソンは高校卒業後の2015年にLGツインスへ入団し、一軍での出場機会に恵まれなかったがすでに軍へ入隊し兵役を終えており、2021年は控え捕手として起用され58試合に出場した。なおLGからサムソンへはパク・ヘミンの2021年の年俸3億8000万ウォンの2倍に相当する7億6000万ウォンの補償金が支払われる。

 

(文責 : ふるりん

キム・ジンソン投手と契約

 LGツインスは12月22日、キム・ジンソン投手(36)と2022年シーズンの選手契約を結んだ。

 右腕キム・ジンソンは高校卒業後の2004年にSKワイバーンス(現SSGランダース)へ入団するも一軍に出場できず、2006年に自由契約となった。2010年にネクセンヒーローズ(現キウムヒーローズ)と契約するも2011年に自由契約となり、2012年よりNCと契約、2013年に一軍初登板を果たした。2014年は自身最多の25セーブで抑えを任され、その後中継ぎに転向し2017年には自身最多の10勝15ホールドを記録した。2021年は42試合に登板、2勝4敗1セーブ9ホールド、防御率7.17の成績だった。プロ18年間の通算成績は470試合に登板、32勝31敗34セーブ67ホールド、防御率4.57。

 

(文責 : ふるりん

FA移籍のパク・コヌの補償選手はカン・ジンソン内野手

 トゥサンベアースは12月22日、2022年のFA(フリーエージェント)選手となりNCダイノスへ移籍したパク・コヌ外野手(31)の補償選手としてカン・ジンソン内野手(28)を指名した。

 右打者のカン・ジンソンは高校卒業後の2012年にNCへ入団するも一軍に定着できなかった。2020年にようやく121試合に出場し主力の一塁手として活躍、韓国シリーズ初優勝に貢献した。2021年は124試合に出場、打率.249、7本塁打、38打点、9盗塁の成績だった。ほかにもNCからトゥサンへはパク・コヌの2021年の年俸4億8000万ウォンの2倍に相当する9億6000万ウォンの補償金が支払われる。

 

(文責 : ふるりん

新外国人選手イバン・ノバ投手と契約

 SSGランダースは12月21日、2022年シーズンの外国人選手としてイバン・ノバ投手(34)と契約金15万ドル、年俸75万ドル、オプション10万ドルの総額100万ドルで契約した。

 ドミニカ共和国出身の右腕イバン・ノバは2007年にMLBニューヨークヤンキースと契約、2010年にヤンキースメジャーリーグに初めて昇格、2011年に自身最多の16勝を記録した。その後も先発として活躍し2016年シーズン途中の8月にトレードでピッツバーグパイレーツに移籍し、2017 WBCワールドベースボールクラシック)にドミニカ共和国代表として出場した。2019年からトレードでシカゴホワイトソックスに移籍し11勝を記録、2020年はデトロイトタイガースと契約していた。2021年はフィラデルフィアフィリーズコロラドロッキースとマイナー契約を結ぶも1試合も登板しなかった。メジャーリーグ11年間の通算成績は240試合に登板、90勝77敗1セーブ、防御率4.38。

 SSGはすでに新外国人選手ケビン・クロン内野手(元広島)と契約、2021年シーズン終了時点で契約していたウィルマー・フォント投手と再契約し、2022年シーズン当初の外国人選手3名が確定した。

 

(文責 : ふるりん

新外国人選手ニック・マティーニ外野手と契約 アルテールと再契約せず

 NCダイノスは12月21日、2022年シーズンの新外国人選手としてニック・マティーニ外野手(31)と契約金11万ドル、年俸44万ドル、インセンティブ25万ドルの総額最大80万ドルで契約した。

 アメリカ合衆国出身の左打者ニック・マティーニは2011年にMLBセントルイスカーディナルスと契約、2018年にオークランドアスレティックスメジャーリーグに初めて昇格した。2019年シーズン途中の8月にサンディエゴパドレスに移籍、2021年はシカゴカブスで25試合に出場、打率.270、1本塁打、4打点、0盗塁の成績だった。メジャーリーグ3年間の通算成績は112試合に出場、打率.270、2本塁打、30打点、0盗塁。マイナーリーグ10年間の通算成績は1003試合に出場、打率.271、55本塁打、444打点、66盗塁。

 なおNCは2021年シーズン終了時点で契約していたドリュー・ルチンスキー投手(32)、ウェス・パーソンズ投手(29)の2名の外国人選手と2022年シーズンも再契約した。また1球団3名までの外国人選手枠の関係もあり、2020年から契約していたアーロン・アルテール外野手(30)と再契約しないことになった。2021年は143試合に出場、打率.272、32本塁打、84打点、20盗塁の成績だった。

 

(文責 : ふるりん

アンドリュー・スアレス投手と契約せず

 2021年シーズン終了までLGツインスと外国人選手として契約していたアンドリュー・スアレス投手(29)は12月20日、日本プロ野球東京ヤクルトと2022年シーズンの選手契約を結び、LGと再契約しないことになった。アメリカ合衆国出身の左腕スアレスは2021年よりLGと契約、23試合に登板、10勝2敗、防御率2.18の成績だった。LGは2022年シーズンの外国人選手として2020年より契約し続けているケーシー・ケリー投手と再契約、新外国人選手のアダム・プルトコ投手と契約しており、他に野手の新外国人選手1名と契約すると思われる(規定により2022年シーズンは1チーム当たり外国人選手枠3名で投手3名、野手3名と契約してはならない)。

 

(文責 : ふるりん