DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023 準優勝

韓国 3−4 日本  (日本・東京ドーム)

本塁打) 日本 : 牧

 

 2017年大会に続いてアジアプロ野球チャンピオンシップ 2023の決勝に進出した韓国代表は日本代表と対戦した。

 

 韓国代表は1回表に日本代表の先発今井から3番ユン・ドンヒィ(ロッテ)がヒットで出るもチャンスは拡大しなかった。韓国代表の先発クァク・ピン(トゥサン)は1回裏、3番森下にヒットを許すが後続を断った。韓国代表は2回表に7番キム・ヒョンジュン(NC)への四球、8番ムン・ヒョンビン(ハンファ)のヒットでチャンスを作るが無得点だった。クァク・ピンは2回裏に6番万波の二塁打、8番佐藤と9番岡林への四球で満塁のピンチを迎えたがここもしのいだ。韓国代表は3回表に1番キム・ヘェソン(キウム)への四球と相手のエラーでチャンスを作ると、4番ノ・シファン(ハンファ)のタイムリーで2点を先制した。

韓国代表の先発クァク・ピン(トゥサン)

先制タイムリーを打ったノ・シファン(ハンファ)

二塁手キム・ヘェソン(キウム)

遊撃手キム・ジュウォン(NC)

中堅手チェ・ジフン(SSG)

韓国代表の3番手チェ・ジュニョン(ロッテ)

韓国代表の3番手チェ・ジミン(キア)

試合は2-2のまま延長戦へ

 クァク・ピンは3回裏に2番小園のヒット、5番坂倉への四球でピンチを招くがここもしのいだ。韓国代表は4回表に9番チェ・ジフン(SSG)とキム・ヘェソンの連打でチャンスを作るが、追加点を奪えなかった。クァク・ピンは4回裏に岡林にヒットを打たれるが後続を断った。クァク・ピンは5回裏に4番牧に本塁打を許し1点を返された。韓国代表の2番手チェ・スンヨン(トゥサン)は万波の二塁打送りバントでピンチを招くと8番佐藤の犠牲フライで2-2の同点に追い付かれた。韓国代表は7回表に日本代表の2番手根本からチェ・ジフンのヒットと送りバントでチャンスを作るが、勝ち越すことはできなかった。

 韓国代表は8回表に日本代表の3番手桐敷から6番キム・ジュウォン(NC)がヒットで出るがまたも勝ち越すことはできなかった。韓国代表の3番手チェ・ジュニョンは8回裏に坂倉への四球、万波のヒットでピンチを招くが、代わった韓国代表の4番手チェ・ジミンは無失点に抑えた。韓国代表は9回表に日本代表の4番手田口から得点できなかった。試合はこのまま同点で9回を終えたため、無死1,2塁から始めるタイブレーク方式で延長戦に突入した。

 韓国代表は10回表にキム・ドヨンが併殺に倒れるも、ユン・ドンヒィのタイムリーで3-2と1点を勝ち越した。ノ・シファンが二塁打でチャンスを拡大したが追加点はならなかった。韓国代表の4番手チョン・ヘヨンは10回裏に坂倉の犠飛、門脇のタイムリーで3-4と逆転され、韓国代表は敗れ2大会連続で準優勝となった。

4回表のリプレイ検証



 3月、6年ぶりのWBCワールドベースボールクラシック)開催から始まり、4月にレギュラーシーズンが開幕、10月に韓国代表が4連覇を達成した杭州アジア競技大会野球で多くの若手選手が兵役免除となり、LGツインスが29年ぶりの韓国シリーズ優勝、11月16日から19日までのアジアプロ野球チャンピオンシップで8か月あまりの2023年シーズンに幕を閉じた。2024年のレギュラーシーズンは3月23日に開幕する。

パク・ミンス韓国代表応援団長はSSGランダースの応援団長



(文責 : ふるりん