DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

2023 WBC1次ラウンド・プールB:韓国代表は中国代表に大会新記録の22得点で勝利

中国戦で勝利するも3大会連続1次ラウンド敗退
 

2023WBC1次ラウンド・プールB

 

韓国 22-2 チェコ  (日本・東京ドーム)

(勝)ソ・ヒョンジュン 1勝  (敗)アラン・カーター 1敗

本塁打) 韓国 : パク・コヌ 2号、キム・ハソン 3号

 

 2023 WBC1次ラウンドで3月13日、オーストラリア代表がチェコ代表に勝利し3勝1敗で2位を確定させたため、それまで1勝2敗だった韓国代表は3位以下が確定し1次ラウンド敗退が確定した。しかし韓国代表は負ければ最下位の可能性があったため、中国代表との最後の試合で全力を尽くした。

 

 韓国代表は1回表に中国代表の先発アラン・カーターから3番イ・ジョンフ(キウム)と5番カン・ベッコ(KT)のタイムリーで2点を先制した。韓国代表の先発ウォン・テイン(サムソン)は1回裏に曹傑のタイムリーで2-2の同点に追いつかれた。韓国代表は3回表に代わった中国の2番手鄭超群から2番キム・ヘェソン(キウム)の犠牲フライ、相手の暴投で2点を勝ち越した。さらに韓国代表は3回表に相手のボーク、8番イ・ジヨン(キウム)のタイムリー、代わった中国代表の3番手王翔から9番チェ・ジフン(SSG)の犠打、キム・ヘェソンへの押し出しの四球、イ・ジョンフのタイムリーなどで8点を追加した。

 韓国代表は4回表に中国代表の4番手孫海龍からキム・ヘェソンのタイムリー、途中出場の3番パク・ピョンホ(KT)への押し出しの四球、6番パク・コヌ(NC)の満塁本塁打で8点を追加し、2番手ソ・ヒョンジュン(KT)は4回裏まで無失点に抑えた。

 韓国代表は5回表に中国代表の5番手張昊からチャンスを作ると、代わった中国代表の6番手蘇長龍から4番キム・ハソン(サンディエゴパドレス)の満塁本塁打で4点を追加した。韓国代表の3番手ク・チャンモ(NC)は5回裏を無失点に抑え、まだ5回だったが点差が15点以上開いたため大会規定によりコールドゲームとなり、大会最終戦を勝利で終えた。なお1試合22得点はWBCでの大会新記録となった。先発全員安打の20安打を記録した韓国代表ではパク・コヌが3安打1本塁打5打点と活躍。

 こうして6年ぶりの開催となった2023 WBC韓国代表の戦いは3大会連続1次ラウンド敗退となり、改めて世界の舞台で戦う厳しさを実感させられた。今後選手たちは各所属チームに復帰し、4月のレギュラーシーズン開幕に向けて新たな戦いを始める。

 

試合前の練習のイ・ジョンフ(キウム)

試合前の監督によるメンバー交換

パク・ヨンテク解説委員(LGツインスの永久欠番33番)のサイン入りユニフォーム

捕手ヤン・ウィジ(トゥサン)の似顔絵

 

(文責 : ふるりん