DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

新外国人選手ロエニス・エリアス投手と契約  ロメロ(元千葉ロッテ)はウェーバー公示へ

 SSGランダースは5月4日、2023年シーズンの新外国人選手としてロエニス・エリアス投手(34)と総額54万ドルで契約した。

 キューバ出身の左腕エリアスは2010年に亡命し、2011年よりMLBシアトルマリナースと契約、2014年にマリナースで初めてメジャーリーグに昇格し同年10勝を記録した。2016年よりトレードでボストンレッドソックスへ移籍、2018年にトレードでマリナースへ復帰した。2019年シーズン途中の7月にトレードでワシントンナショナルスへ移籍し、2020年シーズン終了後に自由契約となった。2021年にマリナースへ復帰したが手術を受け登板はなく、2022年7試合に登板した。2023年にはWBCキューバ代表となり、シカゴカブスマイナー契約を結び傘下のAAA級マイナーリーグで4試合に登板、0勝0敗、防御率5.48の成績だった。メジャーリーグ通算7年間の成績は、133試合に登板、22勝24敗14セーブ、防御率3.96。マイナーリーグ10年間の通算成績は158試合に登板、158試合に登板、46勝39敗1セーブ、防御率4.34。

 なお、これにより2023年シーズンの新外国人選手として契約していたエンニー・ロメロ投手(32)はウェーバー公示されると思われる。MLBで通算5年間出場し、2022年は日本プロ野球千葉ロッテと契約していたドミニカ共和国出身の左腕ロメロは開幕前の海外キャンプで故障し治療のためアメリカ合衆国へ出国し、3月の示範競技、4月1日開幕のレギュラーシーズンともに1試合も登板していない。

 

(文責 : ふるりん