DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

FAヤン・ウィジ、トゥサンに復帰

 トゥサンベアースは11月22日、2023年のFA(フリーエージェント)選手だったヤン・ウィジ捕手(35)と2023年から契約期間最長6年、最大152億ウォンで契約した。最初の4年は契約金44億ウォン、年俸66億ウォンの総額110億ウォンで、あとの2年はインセンティブを含む2年最大42億ウォンの選手オプションとなっている。

 右打者のヤン・ウィジは高校卒業後の2006年にトゥサンへ入団、2010年には127試合に出場し新人王を受賞した。その後も主力として活躍、2015年、2016年と韓国シリーズ優勝に貢献した。2018年シーズン終了後に初めてFAとなりNCダイノスへ移籍、2020年にNCの韓国シリーズ初優勝に貢献した。また2019年首位打者(.354)、2021年打点王(111)など個人タイトルも受賞した。韓国代表としては2015年と2019年のWBSCプレミア12、2017 WBCワールドベースボールクラシック)、2018年アジア競技大会野球、2020年東京オリンピック野球などに出場した。

 2022年シーズンは130試合に出場、打率.280、20本塁打、94打点、3盗塁の成績で、シーズン終了後に2度目のFAとなり古巣トゥサンへ復帰することになった。プロ17年間の通算成績は1585試合に出場、打率.307、1546安打、228本塁打、944打点、46盗塁。

 なおヤン・ウィジは2023年のFA選手において等級Bのため、トゥサンは規定により前所属先のNCに2022年の年俸(10億ウォン)と補償選手(25名の保護選手以外)1名、または2022年の年俸の2倍の補償金のどちらかを譲渡しなければならない。

 

(文責 : ふるりん