ナヌム ６−３ ドリーム （ソウル・蚕室）
（勝）イ・ヨンチャン（ＮＣ） （セーブ）コ・ウソク（ＬＧ） （敗）キム・ミンシク（ＳＳＧ）
（本塁打） ナヌム ： ファン・デイン（キア）、チョン・ウヌォン（ハンファ）
2019年以来3年ぶりの開催となる2022年オールスター戦は、18時の試合開始前にサイン会やスーパーレースなどのイベントが行われるも、雨により開始が1時間半近く遅れた。その前に1982年のプロ野球発足から40周年を記念して選ばれた「レジェンドの40人」の上位4位の選手のうち、故人のチェ・ドンウォン（2011年没）を除いたソン・ドンヨル、イ・ジョンボム、イ・スンヨプの3名が出席し始球式を行い、満員の観客から大きな歓声が沸き上がった。
ナヌムオールスタ（以下ナヌム）は1回表にドリームオールスター（以下ドリーム）の先発キム・グァンヒョンから1番イ・ジョンフ（キウム）がヒットで出塁しチャンスを作ると、4番ヤン・ウィジ（ＮＣ）のタイムリーで1点を先制した。ドリームは1回裏にナヌムの先発ヤン・ヒョンジョン（キア）から同点のチャンスを作るも、センターのイ・ジョンフのファインプレーもあり無得点だった。ナヌムは2回表にドリームの2番手ソ・ヒョンジュン（ＫＴ）から追加点のチャンスを作るも無得点だった。ナヌムの2番手ケリー（ＬＧ）は2回裏、3番手アン・ウジン（キウム）は3回裏を無失点に抑えた。
ナヌムは4回表にドリームの3番手ブキャナン（サムソン）から追加点のチャンスを作るも、代わったドリームの4番手チェ・ウォンジュン（トゥサン）は追加点を与えなかった。ナヌムの4番手ルチンスキー（ＮＣ）は4回裏を無失点に抑えた。ドリームの5番手パク・セウン（ロッテ）は5回表に追加点を与えなかった。ドリームは5回裏にナヌムの5番手キム・ジェウン（キウム）から2番ハン・ユソム（ＳＳＧ）のタイムリーで1-1の同点に追いつくと、途中出場の5番ファン・ジェギュン（ＫＴ）のタイムリーで2-1と逆転した。5回裏終了後に2022年シーズン限りで引退するイ・デホ（ロッテ）の表彰が行われた。
ドリームの6番手イ・スンヒョン（サムソン）は6回表を無失点に抑えた。ドリームは6回裏にナヌムの6番手チャン・シファン（ハンファ）から代打パク・セヒョク（トゥサン）のタイムリーで1点を追加した。ドリームの7番手チュ・グォン（ＫＴ）は7回表を無失点に抑えた。ナヌムの7番手チョン・ウヨン（ＬＧ）は7回裏に追加点を与えなかった。ナヌムは8回表にドリームの8番手チェ・ジュニョン（ロッテ）から6番ファン・デイン（キア）の本塁打で3-3の同点に追いついた。ナヌムの8番手チョン・ヘヨン（キア）は8回裏、ドリームの9番手ソ・ジニョン（ＳＳＧ）は9回表、ドリームの9番手イ・ヨンチャン（ＮＣ）は9回裏をそれぞれ無失点に抑え、試合は延長戦に突入した。
延長戦は無死1,2塁から始まるタイブレーク方式で行われ、ナヌムは10回表にＳＳＧの10番手で捕手のキム・ミンシク（ＳＳＧ）から途中出場のチョン・ウヌォン（ハンファ）の本塁打で3点を勝ち越した。ナヌムの10番手コ・ウソク（ＬＧ）は無失点に抑え、ナヌムが延長戦を制し勝利した。オールスター戦MVP（最優秀選手）は延長10回表に決勝本塁打を打ったチョン・ウヌォン（ハンファ）が選ばれた。
観客数の制限もありオールスター戦が開催されなかった過去2年と違い、オールスター戦が無事に開催された2022年シーズンはプロ野球がこれまで通りの盛り上がりを取り戻す契機になっている。今後順位争いが過熱するであろうレギュラーシーズンは7月22日（金）から再開される。
（文責 ： ふるりん）
