ロッテは6月11日、2019年シーズンの新外国人選手としてジェイコブ・ウィルソン内野手(28)と年俸40万ドルで契約した。
アメリカ合衆国出身のジェイコブ・ウィルソンは右打者で、2012年にMLB(メジャーリーグベースボール)・セントルイスカーディナルスと契約した。カーディナルス傘下のマイナーリーグではAAA級まで昇格したがメジャーリーグには昇格できなかった。2018年よりワシントンナショナルス傘下のマイナーリーグチームに所属し、2019年シーズンはAAA級のチームで54試合に出場、打率.313、15本塁打、48打点、1盗塁の成績だった。マイナリーグでの通算8年間の成績は752試合に出場、打率.257、100本塁打、441打点、20盗塁。
ジェイコブ・ウィルソンとの契約により、2019年シーズンの外国人選手として契約していたカルロス・アスアヘ内野手(27)はウェーバー公示され退団となった。ベネズエラ出身の左打者アスアヘは主力選手として活躍が期待されたが、49試合に出場、打率.252、2本塁打、21打点、4盗塁の成績だった。ロッテは6月10日時点で最下位に低迷し、打開策として故障で登板できなくなった外国人選手のジェイク・トンプソン投手をウェーバー公示し、その代役としてSKからウェーバー公示されたブロック・ダイクソーン投手の譲渡を申し出て承認された。
ロッテはレギュラーシーズン中盤の6月、トンプソンからダイクソーン、アスアヘからジェイコブ・ウィルソンと外国人選手2名の入れ替えによって浮上のきっかけをつかもうとしていると思われる。なお、規定によりロッテは2019年シーズン中の新外国人選手との契約がこれ以上認められない。
(6月11日時点の為替レート:10万ドルが1080万9750円。)
(文責:ふるりん)