DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

皆さま、あけましておめでとうございます。

2018年も当ブログをご贔屓いただけると幸いです。


 2018年シーズンの韓国プロ野球は、1日時点でレギュラーシーズンの試合日程が発表されていません。

 2017年ですとプロ野球10チームは2月1日から一斉に海外へ開幕前のキャンプへ出発し、現地での練習試合などで調整し3月10日ごろに帰国していました。2018年も同様のスケジュールだと思われ、3月の示範競技(日時未定)で最終的な調整を進め、3月下旬に各チーム144試合ずつのレギュラーシーズンが開幕するのではないでしょうか。


 昨今は前年のうちに翌年のプロ野球レギュラーシーズンの試合日程がKBO(韓国野球委員会)から発表されていましたが、2018年がそうならなかったのは、韓国代表の大会3連覇がかかるアジア競技大会(8月18日〜9月2日:インドネシアジャカルタなど)に多くのプロ野球選手が出場するうえでレギュラーシーズンを一定期間中断する必要があるため、その調整に手間取っているのではないかと推察されます。2014年、韓国・仁川でのアジア競技大会では9月後半の半月程度プロ野球のレギュラーシーズンが中断となりましたが、プロ野球が当時と比べて1球団多い10球団制となり観客動員数の増加など規模が拡大し市場価値が上昇したため、開催国インドネシアへの移動や現地での調整を含め、最大3週間程度も試合が開催されないのは興行上で様々な問題が生じてくるのでしょう。
 なお野球韓国代表がアジア競技大会で優勝した場合、軍への入隊経験のない者は兵役免除の恩典が与えられるため、今後の韓国野球界を担う若手選手たちにとっては最高の舞台となります。2017年11月、アジアプロ野球チャンピオンシップに出場した24歳以下を主体とした韓国代表チームに、近年の国際大会を経験した選手たちを交えた構成になると思われます。

 
 今後も2018年のプロ野球シーズン開幕に向けて、各種の情報や分析記事など多様な内容を皆様にお届けしますのでご期待ください。


 それでは2018年もよろしくお願いいたします。


(文責:ふるりん