野球の最高峰の世界大会として開催される2017 WBC(ワールドベースボールクラシック)の韓国代表選手28名のうち21名が11日にソウル市内のホテルに招集され、キム・インシク監督と代表選手のうちヤン・ウィジ捕手（トゥサン）とチャ・ウチャン投手（ＬＧ）が出席し、公式記者会見が開かれた。2006年大会ベスト4、2009年大会準優勝と過去2度の大会で韓国代表を上位進出に導いたキム・インシク監督にとっては3度目のWBC代表監督であり、席上ではまず3月6日より高尺スカイドームで開催される1次ラウンドA組を突破することが目標と述べた。
特に2013年大会の1次ラウンド初戦で韓国代表が0-5と完敗したオランダ代表を強敵として真っ先に挙げ、アンドレルトン・シモンズ（アトランタブレーブス）、ジュリクソン・プロファー（テキサスレンジャーズ）、サンダー・ボガーツ（ボストンレッドソックス）、ジョナサン・スクープ（ボルティモアオリオールズ）などメジャーリーグベースボール(MLB)で活躍する内野手をそろえたチームを要警戒していることを明らかにした。またユダヤ系のMLB経験者が複数選ばれたイスラエル代表、アジアのライバルとして何度も熱戦を繰り広げてきた台湾代表も強敵であるとも言い、2013年大会では1次ラウンド敗退となった雪辱を晴らしたいという意欲を強く感じられた。
WBC韓国代表は2月12日にキャンプ地である日本・具志川野球場（沖縄県うるま市）に出発し、所属チームが沖縄県でキャンプ中のイム・チャンヨン（元東京ヤクルト）、ヤン・ヒョンジョン、チェ・ヒョンウ（以上キア）、キム・テギュン（元千葉ロッテ）、イ・ヨンギュ（以上ハンファ）は現地で、またアメリカ合衆国で練習中のイ・デホ（ロッテ・元福岡ソフトバンク）は2月17日、オ・スンファン（セントルイスカーディナルス）は27日に合流する。キャンプ期間には日本プロ野球・読売や横浜DeNA、ＬＧ二軍との練習試合が予定され、23日に帰国する。
