DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   ネクセン、新球団KTに完封勝利  ハンファ、満員の観客の前で快勝

 7日、2015年示範競技が開幕した。22日まで各球団14試合ずつが行われる。  


トゥサン 9−4 サムソン  (浦項
(勝)ユ・ヒィグァン 1勝  (敗)ぺク・チョンヒョン 1敗
本塁打) トゥサン : ラッツ 1号 
 サムソンは2回裏、トゥサンの先発ニッパートから7番パク・ヘミンのタイムリー、9番キム・サンスの犠牲フライで2点を先制した。トゥサンは4回表、サムソンの先発チョン・イヌクから6番オ・ジェイル、8番キム・ジェファンのタイムリーで3-2と逆転した。ネクセンは4回裏、トゥサンの2番手ユ・ヒィグァンからキム・サンスの2打席連続の犠牲フライで3-3の同点に追いついた。トゥサンは5回表、サムソンの2番手ぺク・チョンヒョンから4番の新外国人ラッツ(元東北楽天)の本塁打で1点を勝ち越し、6回表9番キム・ジェホへの押し出しの四球で1点を追加した。
 トゥサンは7回表、サムソンの3番手キム・ドンホ、4番手キム・ギテから5番ホン・ソンフン、途中出場の6番ホ・ギョンミンのタイムリー、1番ミン・ビョンホンの犠牲フライで4点を追加し、その裏から3番手チャン・ミニクが登板した。サムソンは8回裏、トゥサンの4番手キム・ガンニュルから代打チェ・テインのタイムリーで1点を返し、イム・ヒョンジュン、ソ・ドンファン、パク・クンホンも無失点に抑えた。トゥサンは最後にハム・トクチュが抑え、示範競技初勝利をあげた。
 


KT 0−5 ネクセン  (ソウル・木洞)
(勝)ムン・ソンヒョン 1勝  (敗)シム・ジェミン 1敗
 2015年シーズンより一軍へ参加する新球団KTウィズにとって、初の示範競技となった。ネクセンの先発の新外国人フィアベンドは3回、KTの先発の新外国人アーウィンは4回をそれぞれ無失点に抑えた。ネクセンは4回表から2番手ムン・ソンヒョンが登板し、5回裏、KTの2番手シム・ジェミンから相手の暴投、4番パク・ピョンホの犠牲フライ、5番キム・ミンソンのタイムリーで3点を先制した。さらに6回裏、途中出場の2番ソ・ドンウク、3番パク・ホンドのタイムリーで2点を追加した。
 KTはイ・ジュンヒョン、キム・ギピョが追加点を与えなかったが、ネクセンは高卒新人キム・テッキョン、キム・ヨンミン、ソン・スンナクの継投で相手の反撃を断ち、完封リレーで示範競技初勝利をあげた。新球団KTはたった3安打に終わり、示範競技初得点は8日以降に持ち越しとなった。


キア 1−2 NC  (馬山)
(勝)イ・ジェハク 1勝  (セーブ)キム・ジンソン 1S  (敗)イム・ギジュン 1敗
 NCは2回裏、キアの先発イム・ギジュンから7番キム・ソンウクのタイムリーで1点を先制し、先発イ・ジェハクも4回を無失点と好投した。NCは5回裏9番キム・テグンの犠牲フライで1点を追加し、チェ・グムガン、カン・ジャンサンも無失点に抑えた。
 キアは6回以降イム・ジュンヒョク、コ・ヨンチャン、キム・ミョンチャンが追加点を与えず、8回表、NCの4番手イ・ミンホから1番シン・ジョンギルのタイムリーで1点を返した。最後は6番手キム・ジンソンが抑え、NCが1点差を守りきり示範競技初勝利をあげた。


LG 3−9 ハンファ  (大田)
(勝)タルボット 1勝  (敗)ソーサ 1敗
本塁打) LG : チェ・スンジュン 1号
 ハンファは1回裏、LGの先発の新外国人ソーサから4番キム・ギョンオンの内野ゴロの間に1点を先制し、2回裏7番チョン・ユチョルのタイムリーや9番の大卒新人チュ・ヒョンサンの内野ゴロの間に2点、3回裏5番ファン・ソニル、8番ソン・ジュホのタイムリーで3点を追加した。LGは5回表、ハンファの先発の新外国人タルボットから6番チェ・スンジュンの本塁打で1点を返すと、代わったハンファの2番手イム・ギョンワン、3番手チェ・ウソクから2番チョン・ソンフン、3番パク・ヨンテクのタイムリーで2点を返した。
 ハンファは6回裏、LGの4番手ユ・ウォンサンから代打キム・テギュン(元千葉ロッテ)のタイムリー、キム・ギョンオンの犠牲フライで3点を追加した。LGはチョン・インファン、イ・ドンヒョンが追加点を与えなかったが、ハンファはマ・イリョン、ソン・チャンシクの継投で相手の反撃を断ち、示範競技初勝利をあげた。この日、ハンファの本拠地・大田のハンバッ野球場は、示範競技としては初の有料試合となったが、キム・ソングン新監督就任後初の試合ということで満員の観客であふれかえった。LGは先発ソーサが4回6失点と振るわなかった。


SK 2−1 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)チョン・ウラム 1勝  (セーブ)ムン・グァンウン 1S  (敗)ペ・ジャンホ 1敗
本塁打) SK : イム・フン 1号
 SKは2回表、ロッテの先発ホン・ソンミンから6番イム・フンの本塁打で1点を先制し、先発キム・グァンヒョンも3回を無失点に抑えた。SKは4回からオム・ジョンウク、チェ・ビョンヨンが登板し、ホン・ソンミンも5回1失点と好投した。ロッテは6回裏、SKの4番手チン・ヘスから6番オ・スンテクのタイムリーで1-1の同点に追いついた。
 ロッテはチョン・ジェフン、パク・チンヒョン、イ・ミョンウが好投したが、SKのチョン・ユス、チョン・ウラムも勝ち越し点を与えなかった。SKは9回表、ロッテの5番手ペ・ジャンホから4番の新外国人ブラウンの犠牲フライで1点を勝ち越し、最後は7番手ムン・グァンウンが抑え、示範競技初勝利をあげた。打線ではブラウンが3安打1打点と活躍。


(文責 : ふるりん