DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   ユーマン、タルボットの韓国経験者2名と契約  

 ハンファは5日、2015年シーズンの新外国人選手としてシェーン・ユーマン投手(35)と契約金10万ドル、年俸37万5000ドルの総額47万5000ドル、ミッチ・タルボット投手(31)と契約金21万ドル、年俸39万ドルの総額60万ドルでそれぞれ契約を結んだ。
 米国出身の左腕ユーマンは2006年から2007年にかけ米国メジャーリーグピッツバーグパイレーツで合計21試合に登板し、2011年台湾プロ野球・Lamigoに所属した。2012年より2014年までロッテに所属し、3年間で88試合に登板、38勝21敗、防御率3.89の成績だった。12勝をあげた2014年シーズン限りでロッテを退団し、新天地として同じ韓国のハンファを選んだ。
 米国出身のタルボットは2008年タンパベイレイズで米国メジャーリーグ初登板を果たし、2010年クリーブランドインディアンスで10勝をあげた。2012年サムソンで25試合に登板、14勝3敗、防御率3.97の成績だったが、韓国シリーズで勝てず肘の故障もあり退団した。2013年はマイアミマーリンズ、ニューヨークメッツ傘下の米国マイナーリーグでたった4試合しか登板できず、2014年シーズンは当初米国独立リーグ・アトランティックリーグのロングアイランドダックスに所属していた。8月に台湾プロ野球・Lamigoと契約し、6試合に登板し3勝3敗、防御率2.60の成績だった。
 ハンファは近年韓国経験のなかった外国人投手が軒並み活躍できていないため、約2年ぶりの韓国復帰となるタルボット、韓国で4年目を迎えるユーマンと韓国経験者2名に白羽の矢を立て、3年連続最下位に沈んだ低迷からの浮上を図る。2015年シーズンの外国人選手枠3名のうち、もう1名はフェリックス・ピーエイ外野手(29)と再契約する方針。

(注:12月5日現在の為替レートは1万ドルが120万5400円。)
(文責:ふるりん