DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  2015年保留選手名簿発表  キム・ドンジュ、チャン・ソンホ、リュ・テッキョンなどが除外  

 KBO(韓国野球委員会)は30日、各球団から25日までに提出された2015年保留選手名簿を発表した。兵役のため軍へ入隊した選手などを除き、これに記載された選手は再契約の対象となる。2014年シーズン終了時点で選手登録されていたが、これから除外された選手は自由契約となった。


【2015年保留選手名簿から外れた主要選手】


注:◎は外国人選手


サムソン − ◎マーティン(投手)、イ・ヨンウク(投手)、チェ・サンビョン(捕手)、カン・ミョング(内野手)
ネクセン − キム・ソンテ(投手)、◎ロッティーノ(外野手)
NC − イ・ヒョンゴン(内野手)
LG − キム・ソヌ(投手)、リュ・テッキョン(投手)、◎ティーフォード(投手)、クォン・ヨングァン(内野手)、ヤン・ヨンドン(外野手)、ファン・ソニル(外野手)、イム・ジェチョル(外野手)、◎スナイダー(外野手)
SK − シン・ユンホ(投手)、チェ・チュンモ(投手)、イム・ギョンワン(投手)
トゥサン − ウォン・ヨンモク(投手)、キム・ドンジュ(内野手)、◎カントゥ(内野手)、オ・ヒョングン(外野手)
ロッテ − イ・ヨンフン(投手)、◎ユーマン(投手)、チャン・ソンホ(内野手)、◎ヒメネス(内野手)
キア − ユ・ドンフン(投手)、イ・デファン(投手)、チョン・ヨンウン(投手)、◎アセンシオ(投手)、キム・サンフン(捕手)
ハンファ − ◎アルバース(投手)、◎タトゥスコ(投手)
KT − ◎マイク・ロリー(投手)

 

 今回退団が決まった主な選手としては、長年トゥサンの主力打者として活躍してきたが2014年シーズンは一軍出場がなかったキム・ドンジュ(38)、ヘテからキア、ハンファ、ロッテと渡り歩いてき2000本安打を記録したチャン・ソンホ(37)が目を引く。2名とも出場機会が減少したものの現役続行を希望していて、チャン・ソンホは新球団KTとの契約に合意したという報道もある。2014年シーズン53試合に出場したベテラン外野手イム・ジェチョル(38)も現役続行を希望し、2001年以来13年ぶりに古巣ロッテへと復帰することが報じられた。
 また史上初の通算900試合登板を達成した左腕リュ・テッキョン投手(43)は現役を引退することを明らかにした。2014年シーズンはたった2試合だけの登板にとどまっていた。プロ20年間の通算成績は901試合に登板、15勝29敗6セーブ122ホールド、防御率4.41。その他サムソンのチェ・サンビョン、NCのイ・ヒョンゴン、LGのキム・ソヌ、ロッテのイ・ヨンフン、キアのユ・ドンフン、キム・サンフンなどのように現役引退を表明した選手も複数いる。


 外国人選手は25日の保留選手名簿提出時に、各球団から再契約の意思の有無を伝達されている。だがLGを退団したブラッド・スナイダーのように、ネクセンと2015年シーズンの契約を結んだ選手もいる。また新球団KTウィズ(2014年シーズンは二軍戦のみ参加)初の外国人選手として開幕前に契約したマイク・ロリー投手(28)は、2015年シーズンの再契約が結ばれないことになり、一軍登板のないまま退団となった。

(文責 : ふるりん