DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  19名のFA行使選手公示

 KBO(韓国野球委員会)は19日、2015年FA(フリーエージェント)行使選手19名を公示した。


【2015年 FA行使選手】

サムソン :  ◎ ユン・ソンファン(投手)、 ◎ クォン・ヒョク(投手)、◎ アン・ジマン(投手)、◎ チョ・ドンチャン(内野手)、〇 ペ・ヨンス(投手)
ネクセン : ◎ イ・ソンヨル(外野手)
LG : ◎ パク・キョン(内野手)、○ パク・ヨンテク(外野手)
SK : ◎ イ・ジェヨン(投手)、◎ ナ・ジュファン(内野手)、◎ チェ・ジョン(内野手)、◎ キム・ガンミン(外野手)、◎ チョ・ドンファ(外野手)
ロッテ : ◎ キム・サユル(投手)、◎ チャン・ウォンジュン(投手)、△パク・キヒョク内野手
キア : ◎ ソン・ウンボム(投手)、◎ チャ・イルモク(捕手)
ハンファ : ◎ キム・ギョンオン(外野手)
注 : ◎…新規取得、○…再取得、△…資格維持


 有資格者として公示された21名のうち19名も権利を行使し、うち新規取得者が16名と半数を超えた。かつてFA取得できる年数はプロ入り後最短9年となっていたが、2012年より大学で4年間選手登録されていた選手は8年に短縮された(ただし大卒8年目での海外への移籍は認められていない)。
 FA行使選手は11月20日から26日までの7日間、前所属球団と優先的に交渉できる。この間に契約がまとまらなかった場合、11月27日から12月3日までの7日間、前所属球団を除く全球団と交渉できる。それでも契約がまとまらなかった場合、12月4日から2015年1月15日まで前所属球団を含む全球団と交渉できる。そして2015年1月15日まで契約がまとまらなかった場合、その選手は2015年シーズン韓国のどの球団にも所属できない。
 規定により、1球団当たり他チームに所属していたFA選手を3人まで獲得できる。もし獲得した場合、前所属球団に当該選手の前年の年俸の2倍に人的補償を1人つけるか、または前年の年俸の3倍の金銭補償をしなければならない。また新球団KTウィズもFA選手と契約できるが、その場合前所属球団には金銭補償のみ支払われ、人的補償を求めることはできない。

 史上最大とされる2014年オフシーズンのFA市場は、新球団KTも加わった10球団による選手の壮絶な獲得競争が繰り広げられると予想される。