2014年 準プレーオフ 第４戦
ＮＣ ３−１１ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）リュ・ジェグク １勝 （敗）ウェーバー １敗
ＬＧが2勝、ＮＣが1勝で迎えた準プレーオフ第4戦は、ＬＧの本拠地・蚕室野球場に満員の観衆が集まり盛大に始まった。
ＬＧは2回裏、ＮＣの先発ウェーバーから無死満塁のチャンスを作ったが、7番オ・ジファンがキャッチャーフライ、8番チェ・ギョンチョルが内野ゴロの併殺打で無得点に終わった。ＮＣも3回表、ＬＧの先発リュ・ジェグクから2アウトから1番キム・ジョンホの四球、2番モ・チャンミンのヒットで1,3塁のチャンスを作ったが、3番ナ・ソンボムがピッチャーゴロに倒れた。すると3回裏1アウト1,3塁から4番イ・ビョンギュ(背番号7)のタイムリーでＬＧが2点を先制した。ＮＣも4回表5番イ・ホジュンの2塁打、5回表連続四球でチャンスを作ったがともに得点できなかった。
勢いに乗るＬＧは5回裏、ＮＣの2番手イ・ジェハクから1番チョン・ソンフンが四球で出塁すると、送りバントのあと3番パク・ヨンテクのタイムリーで1点を追加した。さらにこの回代わったＮＣの3番手イム・チャンミンからイ・ビョンギュ(背番号7)のタイムリーで4-0とリードを広げた。ＮＣは6回表リュ・ジェグクから先頭の4番テームズがヒットで出塁すると、代わったＬＧの2番手シン・ジョンナクからイ・ホジュンのタイムリーで1点を返した。ＬＧも6回裏9番ソン・ジュインのタイムリーで1点を追加したが、ＮＣも7回表、ＬＧの3番手ユン・ジウン、4番手シン・ジェウンからチャンスを作ると、代わった5番手イ・ドンヒョンからイ・ホジュンの2打席連続タイムリーで2点を返し、3-5と追い上げた。
ＬＧは7回裏、ＮＣの4番手ウォン・ジョンヒョン、5番手イ・ミンホ、6番手ソン・ミンハンから5番イ・ジニョン、オ・ジファン、チェ・ギョンチョルのタイムリーなどで6点を追加した。そして8回以降チョン・チャンホン、イム・ジョンウの継投で相手の反撃を断ち、ＬＧが大勝し3勝1敗で準プレーオフ勝者となり、公式戦2位で出場した2013年に続き2年連続プレーオフ進出を決めた。ＬＧが準プレーオフを勝ち抜いたのは2002年以来12年ぶりで、公式戦4位で勝率5割未満だったチームがプレーオフに進出するのはプロ野球史上初となった。
6回途中まで1失点に抑えたリュ・ジェグクが韓国2年目にしてポストシーズン初勝利。この試合も17安打と爆発した打線ではイ・ビョンギュ(背番号7)が4安打3打点、ソン・ジュインが3安打1打点と活躍。準プレーオフＭＶＰ(最優秀選手)は、第1戦の3ランなど4試合で15打数8安打と打撃好調で、投手陣を巧みにリードしたとしてＬＧの捕手チェ・ギョンチョルが選ばれた。
(準プレーオフＭＶＰを受賞したチェ・ギョンチョル。)
ＮＣは公式戦3位で、1軍参入2年目にして公式戦3位で初のポストシーズン進出と躍進を遂げたが、本拠地・馬山での第1-2戦で連敗したのが響き、4試合で大舞台から去った。韓国人エースとして活躍が期待されたイ・ジェハクや外国人投手のエリック、ウェーバーなど強力な先発陣が打たれ、主導権を握れなかった。しかし経験豊富なベテランのイ・ホジュンはこの試合でも3安打3打点と活躍し意地を見せ、準プレーオフでの個人通算新記録となる13打点を記録した。
公式戦2位ネクセンとＬＧが対戦するプレーオフ第1戦は、10月27日(月)18時半よりネクセンの本拠地・木洞野球場で行われ、先に3勝したほうが11月4日(予定)からの韓国シリーズで公式戦1位のサムソンと対戦し、年間総合優勝を決める。
