2014年 プレーオフ 第４戦
ネクセン １２−２ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）ソーサ １勝 （敗）リュ・ジェグク １敗
（本塁打） ネクセン ： キム・ミンソン １号、カン・ジョンホ ２号
ネクセンの2勝1敗で迎えたプレーオフ第4戦は、ネクセンが初回から勢いを見せた。
ネクセンは1回表、ＬＧの先発リュ・ジェグクから1番ソ・ゴンチャン、2番ロッティーノ(元オリックス)、4番パク・ピョンホへの四球で1アウト満塁のチャンスを作り、5番カン・ジョンホのタイムリーで先制し、6番キム・ミンソンの犠牲フライで1点を追加した。ＬＧは3回裏、ネクセンの先発ソーサから8番チェ・ギョンチョルのヒットと犠打でチャンスを作り、1番チョン・ソンフンのタイムリーで1点を返した。さらに4回裏4番イ・ビョンギュ(背番号7)、5番スナイダーのヒットでチャンスを作り、6番イ・ビョンギュ(元中日・背番号9)の犠牲フライで2-2の同点に追いついた。だが逆転はできなかった。
するとネクセンは5回表パク・ピョンホ、カン・ジョンホの連打でチャンスを作ると、キム・ミンソンの3ランで勝ち越した。ＬＧは6回から2番手シン・ジェウンが登板し無失点に抑えたが、ソーサも5回以降得点を与えなかった。さらにネクセンは7回表、ＬＧの3番手ウ・ギュミンからカン・ジョンホの本塁打で2点、代わったＬＧの4番手イ・ドンヒョンから8番イ・ソンヨルのタイムリー、ダブルスチール成功で2点を追加した。
ネクセンは7回途中から2番手ハン・ヒョンヒィを登板させ、8回表、ＬＧの5番手チョン・チャンホンからキム・ミンソンの走者一掃となるタイムリーで3点を追加した。9回裏3番手ソン・スンナクがイ・ビョンギュ(背番号9)、7番オ・ジファンのヒットでピンチを招いたが、無失点に抑えネクセンが大勝し、3勝1敗でプレーオフ勝者となり、球団創設7年目にして初の韓国シリーズ進出を決めた。
7回途中まで2失点と好投したソーサは韓国3年目にしてポストシーズン初勝利。打線ではポストシーズン1試合最多打点の新記録を更新したキム・ミンソンが3安打1本塁打7打点と活躍。15安打と爆発した打線ではその他カン・ジョンホが3安打1本塁打3打点、パク・ピョンホが3安打と活躍。プレーオフＭＶＰ(最優秀選手)は、2本塁打と活躍したカン・ジョンホが受賞した。
ＬＧは先発リュ・ジェグクが6回途中5失点と打たれ、リリーフ陣もネクセン打線の火を消すことはできなかった。2013年と同じくプレーオフで敗退し、12年ぶりの韓国シリーズ進出はならなかったが、シーズン途中で就任したヤン・サンムン監督のもと序盤の低迷から脱出し、勝率5割未満ながら4位に滑り込み、2年連続ポストシーズン進出を成し遂げ、準プレーオフでＮＣをやぶってプレーオフまで進出したことは素直に評価に値する。
2014年のプロ野球総合優勝を決める韓国シリーズ：サムソン-ネクセンの第1戦は、11月4日(火)18時半からサムソンの本拠地・大邱で開始される。
