DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   準プレーオフ第2戦 LGが敵地で連勝

2014年 準プレーオフ 第2戦

LG 4−2 NC  (馬山)
(勝)ウ・ギュミン 1勝  (セーブ)ポン・ジュングン 1S  (敗)エリック 1敗
本塁打) LG : チョン・ソンフン 1号、スナイダー 1号  NC : テームズ 1号

 
 本来は20日に予定されていた準プレーオフ第2戦は、雨天で2日順延となり22日18時半より開始となった。

 LGは1回表、NCの先発エリックから1番チョン・ソンフンの先頭打者本塁打で1点を先制した。NCも1回裏、LGの先発ウ・ギュミンから1番パク・ミヌが先頭打者としてヒットで出塁したが、2番キム・ジョンホが併殺打に倒れるなど打線がつながらない。LGは4回表先頭の4番イ・ビョンギュ(背番号7)が四球で出塁すると、1アウト後6番スナイダーのポストシーズン本塁打となる2ランでリードを広げた。続く7番キム・ヨンウィ、8番チェ・ギョンチョルの連打でチャンスを作ると、エリックは2番手イム・チャンミンに交代した。しかし9番ソン・ジュインがバントに失敗し追加点はならなかった。
 NCは4回裏キム・ジョンホ、3番ナ・ソンボムの連打で1アウト1,3塁のチャンスを作ったが、4番テームズの打球はセカンドライナーのダブルプレーとなりチャンスはついえた。NCは6回裏先頭の8番ソン・シホンの四球、代打チョ・ヨンフンのヒットでチャンスを作り、ここでLGは2番手シン・ジェウンに交代した。だがここでNCは盗塁失敗でまたもやチャンスを生かせなかった。
 NCは3番手ウォン・ジョンヒョンが無失点に抑え、7回裏4番テームズポストシーズン本塁打で1点を返すと、代わったLGの3番手シン・ジョンナクから5番イ・ホジュン、7番モ・チャンミンの連打でチャンスを作ると、途中出場の9番イ・テウォンのポストシーズン初打点となるタイムリーで2-3と1点差に迫った。だがLGの4番手イ・ドンヒョンが同点打を許さなかった。
 NCの4番手イ・ミンホは8回表を無失点に抑えたが、LGは9回表、NCの5番手キム・ジンソンから3番パク・ヨンテクが四球で出塁すると、イ・ビョンギュ(背番号7)のなんでもない内野フライをセカンドのパク・ミヌが取れず、その間に走者が生還し1点を追加した。最後は守護神ポン・ジュングンが抑え、LGが敵地・馬山で連勝しプレーオフ進出に王手をかけた。

 6回途中まで無失点に抑えたウ・ギュミンはポストシーズン初勝利。LGはチョン・ソンフンの先頭打者本塁打など、第1戦13得点で大勝した勢いが残り、敵地・馬山で連勝スタートとなった。NCは先発エリックが4回途中3失点で降板し、攻撃もちぐはぐでエラーで追加点を与えるあなど球団創設2年目での初出場と、ポストシーズンでの経験不足が目立ち本拠地で1つも勝てなかった。
 
 注目の準プレーオフ第3戦は、舞台をLGの本拠地・蚕室野球場に移し、24日18時半から開始される。


(文責 : ふるりん